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秋津透 『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』 読了

 最近、打ち切りラノベの山に心が折れそうになってきたので、打ち切りを気にしなくていい古典ライトノベルを読み始めた。

 面白い。古典ラノベは基本的に名前だけしか知らなかったんですが、名作といわれているだけあって、面白い良いラノベだった。
 漢字に漢字よりもより砕けた軽いルビをふって、80年代後半90年代後半の軽いノリをさらに軽く感じさせる手法。1回や2回ならともかく、これだけたくさんルビを振るのは見たことがない気がするな……。
 昔のライトノベルは今みたいに細部の書き込みは少ない。例えば、リムズベル公国での戦闘において味方側に名有り登場人物が4人で戦闘に直接関わる描写があるのはルナ一人。戦記物でないこともあって、さっくりと進むんだけど、この軽快な文体で長くやってもテンポがだれるだけなので、そうだよなあ。自身の強みを活かした話なので、面白い。古く廃れたノリだからといって悪いのものではないのを感じる。今となってはこういうライトノベルって見かけないので逆に新鮮に感じる。楽しい読書だった。
 電子書籍で売ってるみたいなので、みんな読むといいよ。
 
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時間遡行して過去に遡って書かれた読書日記です

 睡眠が足りなかったせいか、なんか、やる気が起きないので、こんな文章をだらだらと書いている。長い文章は書けそうにない。

 かいとおいたんを見習って日記みたいなものを書いてみようかと思ったのだが、変化の少ない生活を送っているので、あまり書くことがない。研修で習ったことを書くと、中途半端な技術サイトになりそうだし、なんだかなー。読書日記的なものでもつけるか?


というわけで書いた 
この大陸で、フィジカは悪い薬師だった。
 タイトルが良いし、タイトルにあったイラストが起用されていてこれは絶対に面白いぞとビビッときて、買ったのが一年位前だった気がする。期待通りに面白いライトノベルであった。
 エイル教の教えに染まっていたアッシュが命を助けられたことでフィジカに借りがあって、その旅についていき、エイル教では害獣とされている幻獣の本当の姿を知っていき、教えではなく自分で考えるということを学んでいく話なんですが。
 短編形式なので出てくる幻獣の数が豊富でその生態についての話も多くて満足感が高かったです。
 精神的に未成熟というか幼い感じの男の子と世間ずれした女の子のコンビが可愛い感じでよかったです。
 イラストと文章があってるし、いい作品ですね。
 
監獄学校にて門番を
 面白い。就活に失敗した引きニートが受けてもいない監獄学校の門番の採用が決まり、働いていく。学校内では門番にあいさつ代わりに攻撃を仕掛けてきたりするので、ドタバタコメディか何かかなと思ったら、割とガチで命を狙われてきたりして、その緩急にびっくりした。
 舞台となる監獄学校はあらゆる種族の強者が一定の年齢に達した際に放り込まれ、単位を取って外に出しても安全であると判断されるまで閉じ込められているという結構ブラックな環境。コメディ的にもシリアス的にもブラックな環境でなかなか面白い

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

月刊オススメの本2019年3月号まとめ

鹿の王
 上橋菜穂子先生は獣の奏者という作品を書いていて、あれがSFでは?と思って、僕の中の面倒なFTオタクとしてなんか思うところがあったんですが、この鹿の王は直球でSFをやっていますね。異世界伝染病SF。大好き。上橋菜穂子先生の筆致は生き生きとした異世界生活描写が大変いいですね。楽しいです。

ブラッドジャケット
 体調が悪かったので再読。染み入る。寝たきりの母親と自分の生活のために死体処理の仕事をしているアーヴィング・ナイトウォーカーという少年。吸血鬼ロング・ファング。ロング・ファングを追う吸血鬼ハンターヘルシング。その信仰心から神の奇跡を起こす殺戮神父。
 オカルトパンクなので、死体は手違いでゾンビ化するし、偶然銃を手に入れたアーヴィングはゾンビと戦うし、死体処理で自分が再殺した相手を誤魔化したり。日常が崩壊して、出会った少女とフック兄弟として強盗を繰り返して刹那的な青春を送ったりと暴力が多くていい。
 魅力を説明しづらいのだが、オカルトパンクな世界観でタンクの水を丸ごと聖別して聖水にして吸血鬼にぶっかけたり、モブがバンバン死んでいったりと楽しい作品です。個人的にはフック兄弟だな。未来のことを考えず、刹那的な行動。犯罪に走るやけっぱちな少年と少女の一幕。大変いいですよね。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 6
 前回が大決戦という形だったので、今回はそんなに大事件は起きないだろうなーと思ったら、まさかのファミリア間抗争が始まった。しかも、一冊でベル君の家が焼かれて他のファミリアに襲われて逃げる逃走戦だけでなく、攻城戦までやっている。すごいなー、これ二冊どころか三冊もかけてやれそうな話なのに一気に終わらせたぞ。
 おお、あの人が仲間になるのかなと思ったら意外と違ったり、ほぼ関わりなかったじゃんあの人という人が仲間になったりと意外な展開でした。しかし、ベル君半端ないな。
 バトルシーンは盛り上がり、一冊で綺麗にまとまっていて、イベントもモリモリで盛っている。GAの代表作みたいな作品だけあってさすがですね。大変面白かったです。

ダ辺境の老騎士
 フォロワーに熱心なファンがいておすすめされていたので、Web版をある程度は読んでいたのですが、4月に新刊が出るということで、書籍版を読む。いや、実に楽しい本ですね。高名な騎士であった老騎士バルド・ローエンが立場を捨てて、身軽な身になって旅をする。陰謀に巻き込まれてそれを武芸の腕で乗り越えたりしがら、ご当地グルメを堪能していく。バルトの感想が美味しそうなので、グルメ小説としても楽しいし、冒険小説としても楽しい。4巻出たよ。

利他的なマリー
 もうすでに書いたんですが、個人に金額をつける行為は間違いなく楽しい。仮想通貨物を書くにあたって作者が仮想通貨を溶かして、コインチェック事件とかも経験していると知って再読するともっと楽しい。邪悪なラノベ作家といえば、ぼくにとっては御影瑛路先生なので本作でラノベ業界から離れるのは悲しいですね。良い本なのでみんなに読んでほしいですね。


Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王
 DENGEKIという電撃の単行本レーベルです。単行本だから挿絵とかないのかなあと思いましたが、普通にありますね。古宮先生のWeb小説でこのWebがすごい10位以内に入賞(何位だったかは忘れた)作品。Babelもそうでしたが、本にするために結構改変しているようですね。、れは本から入っているのでわかりませんが。子供ができない呪いをかけられた王子がそれを解くために願いを叶えてくれる魔女の塔に登って、その魔女を口説きながら一緒に国でイチャイチャしながら問題を解決していく話です。読んでいて、なぜこれは少女小説レーベルから出てないんだろうと思いましたが、新レーベルらしい方向性が見えないDENGEKI。
 呪いが解けないんだから、子供を無事に産める女性である魔女に子供を産んでもらえばいいと口実を使ってガンガン口説いていく王子のオスカーと嫌だよ!と言いながらボディタッチされても抵抗しない魔女のティナーシャ。大変いいですね。魔法を無効化する絶対魔法抵抗の剣アカーシアの使い手であるオスカーにもしも、自分が暴走した時のために殺せるようにオスカーを鍛えたりするところがいいですね……。

天駆せよ法勝寺
 試し読みで冒頭を読んでほしい。圧倒的な書き出しに君はそのまま購入するに違いない。めちゃめちゃ面白い。相変わらず、東京創元社のSFの賞はものすごいレベルが高いのでびっくりするぜ。SFと仏教。食い合わせが予想外に良かった。
 

私が大好きな小説家を殺すまで
 この本を読み始めた時は体調が悪かったんですが、読んでいたらめきめき体調がよくなっていきました。面白かった。人間を神様として崇められて信仰されてしまった物の末路。自分が持っている唯一の武器を失った人間の末路。
 いや、楽しかった。自殺しようと思っていた幼女が小説家に救われ依存して、小説家も少女に依存してこれが共依存ってやつかと思いました。小説家を助けるためにしたことが破滅を生んで、搾取されているのに、依存しているから抜け出せない。互いに互いを苦しめているけど、お互いがなくては生きられない。最高でした。

アラビアの夜の種族
 めっちゃ面白い。もう語り口が最高にいい。アラビア夜の種族は傑作だよと言われていて7年位前に買っていたんですが、ようやく着手しました。いや、楽しい読書でした。これは著者の他の本も読まないとなあ。楽しかったので終わるのが惜しい作品でした。もっと読んでいたかった。

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ごーるでんうぃーくはだらけていた。

観た
ハリーポッターと賢者の石
 去年くらいから見よう見ようと思っていたハリーポッターシリーズを見始めた。過去に何度も見た映画だが、面白い。今回見たかったのはファンタジーの造形美術とかそういうところです。ハリーポッターはその点が優れている記憶があったんだけど、やはり今見ても良い。原作を読もうかとも思ったけど、ファンタジーを見て想像のストックにするためにも映画はいい。
 いやあ、楽しいですね。ローファンタジーを魅せるのにこれでもかというほど、細やかなファンタジーを入れていますね。神は細部に宿るというか、2時間映画にめちゃめちゃ盛っているなあ。ここを省略しなかったから、受けたのは間違いないですね。気まぐれに動く階段に動く絵に徘徊する幽霊に郵便を運ぶフクロウ。魔法で作られた変なお菓子とか食べ物も売っている。魔法の練習をする授業もあれば、独自のスポーツクディッチもある。ホグワーツに行くためには9と3/4番線に行かないといけないというのも良いですよね。
 この世のどこかには魔法とか妖精があって、そこへの入り口は隠されている。ローファンタジーの醍醐味がこれでもかというほど詰まっている。

4月に読んだ本

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