月刊オススメの本2017年3月号まとめ

月の影 影の海 〈上〉・〈下〉―十二国記 (新潮文庫)
 異世界召還物だが、異世界転生物といえなくもない。十二国記をついに読みました。正確にはこの巻だけ十年ぐらい前にこの話だけ読んでたんだけど忘れていた。というわけで、完全に新作を読むスタンスで読めた。
 予想外に過酷なお話ですね。
 普通の高校生だった陽子は異世界の妖魔に襲われ、謎の男に助けられる。そうして、半ば無理矢理、異世界に連れてかれるんですが、謎の男が案内してくれるかと思ったら異世界であっさりはぐれやがって一人放浪する羽目になる。出会った人には売り飛ばされそうになったりとか、騙されたりしまくって陽子はどんどん人間不信になっていく。
 10数年新作を待ちわびている人間がいたくらい人気の作品だけあって、何一つ隙がなく面白い。もう勢いで全部買って読んでしまいたくなるのだが、十二国記は完結していないので、一ヶ月に一冊ぐらいの勢いで読んでいきたい。
 ラノベクラスタには、異世界を冒険したくなくなる異世界召還物として推して行きたい。なろう小説が流行っている今こそ異世界でチートするのとか嫌って層に売り込んでいきたい。続きはあと5年出ないかもしれないけど、切りの良いところまで読むという手があります。

夜にとろける
 志摩時緒先生のラブコメオムニバスだ! いやぁ、俺のラブコメの!をほとんど抑えられていて、最高です。美味しかった。ぐわー楽園なので刊行ペースが遅いのが辛い。いっそ雑誌追いかけようかと思うほど。すごい好きです!!

この音とまれ!
 ごめん、メガネくんはwikipedia読むまでもう一人のヒロインだと思ってました。序盤のヒロイン力の高さが半端なくてそのイメージを引きずっていた。最近の音楽系青春漫画はあたりも多く楽しい。さとわちゃんの絶対これラブコメする顔だろってデザインだけど、ジャンプの少年漫画らしく全然進展しねえ! 楽しいからええんやけど。

ファイアパンチ
 お、面白いんだけど何を書いてもネタバレになるので説明できん……あらゆる意味で展開が読者の予想を裏切ってきて、もはや読者は予想することすら許されないのかもしれない。えーこれどうなんの。

もののがたり
 お、オニグンソウ先生が男性受けしそうな萌え絵を描いている!? と驚きました。大変、内容も楽しく読めました。いや、1巻無料で読んだときは続きを買うかちょっと迷うって感じでしたが、5巻まで一気に買ってよかった。アクションは相変わらず良いし、コミカルなキャラクターは表情が変わるし、登場人物がそこそこ多いんですが、覚えやすい。
 物語が一つの山場を迎えているので、これから盛り上がるぞ! というところで終わっており続きが気になる。良い掘り出し物だった。

ショートケーキケーキ
 右ストレートな少女漫画な恋愛物。主人公が強い。堂々と「お前、私のこと好きなのか?」とか聞けちゃうあたり、パワーがある。
 頻繁にネコ目になったりとかして、主人公の絵柄がコミカル。恋愛で悩むのは攻略対象の役割なのだろうか。周囲の人間が近距離パワー型というか、変化球を投げられない人間なので、くるくる翻弄されているのも読んでいて楽しい。

ハリウッド・ノクターン
 安心と信頼の三門先生の推薦。エルロイの小説はブラックダリアを読んで「面白いんだけど、複雑で把握するのが難しく、大変」という印象だったのだが、これは短編集なので大変読みやすい。それでも流し読みはできず、しっかり読む必要はあったんだけど、覚えるべき伏線の量とか少ないのでなんとかなった。エルロイは長編が本領だと思うけど、まずは短編で慣れていきたいですね。じっくり読めるかなあ。

冴えない彼女の育てかた 12
 倫理くん、倫理くん、お前は人として最悪だこれー! 誰だよこんな人間をサークル代表にした奴は!? こいつ、サークルクラッシャーだろ!! サークル代表だから止められる人間がいねえ!? あとこれ、どっかで見たことあると思ったらこれcodaじゃん! やってること春希くんじゃん!
 前巻であんな甘いラブコメをしていた癖によくこんな酷いことができるなお前!
 ……と、これだけ罵倒しておいて感想が面白かったになるんだから丸戸史明の手のひらの上で転がされている気がする。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典8
 え、羊先生。真面目にリィエルをヒロインとして扱う気があったんですか。いや、3巻と4巻でヒロインに昇格したけど半分ぐらいアルベルトの活躍に取られてましたよね。え、どんどん空気化が進んでるルミアを差し置いてリィエルをヒロインとして扱うの?
 いや、今回はのんびりとした日常回でしたね。人間としての経験値の低いリィエルには日常こそが必要だったのかもしれない。なんかいつも通りに戦闘もありましたが、概ねリィエル成長回。
 体調が悪いときでもだらだら読めて、俺はこういうライトノベルが読みたいんだと改めて実感します。ベタでいいんですよベタで。

薬屋のひとりごと
 暇つぶしに読むのが楽しい。いや、正直寝る前にストレッチしながら読んでたのだが、話が短くてこれほど適した本はなかった。暇なときとか時間が空いたときに少しだけ読むという読み方に適しているので、とてもいい。

喧嘩商売 最強十六闘士セレクション
 喧嘩商売はこれから入れ!と円居先生が言っていました。実際、半額セールでもないのにこれだけの冊数の漫画が500円以下で買えて読めるのはすごい。このページ数はセールでもこの安さでこの量は読めないぞ普通。
 素手で最強の武術は何かという大会を有名な格闘家であるどっかのおっさんが開くわけですが、そこにエントリーされる格闘家達がどういう来歴で思いで参加するのか語られるのが、最強十六闘士セレクションだ! 大会は喧嘩稼業からなので、そのまま喧嘩稼業に行けばスムーズに読めます。てか、そうやって入りました。
 素手で最強の格闘技を決める大会なのに、このセレクションでは出場者として剣豪が出てきたり、裏社会の人間が武器あり殺し合いしたりするので、はっきり言って意味がわからないぜ!

Landreaall 29巻 限定版
 物語としては事後処理とかが多いので、今回の騒動はまとめ読みして読みたいところですね。
 それはともかく、特典がアニメですよアニメ。ドラマCDを全スルーしてきたけど、アニメは見過ごせない。キャラの動かし方とかニンジャがどんな動きをしているとか、見れて良い。楽しい。

星空のカラス 4
 今回の見所はペア碁。この流れで闇堕ち方面で成長するような葉月くんはもう更正の余地ないのでは? 他者を追い込んだりするのではなく、自分を追い込むほうに成長していくヤンデレなので、害はないんだけど、ぼくはそのわが道を進む愛を応援します!

家庭用事件
 ついに、ついに読んでしまった。この市立高校シリーズはものすごく好きでなんか辛いときのために一冊くらいはストックしておきたかった。今回も面白かったです。俺はミステリで困ったときにこれから何を読めばいいんだ……。
 というわけで激烈に面白い。コミカルで読みやすくスルスル読めて楽しく、ビターな苦味も程よく美味しい。
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月刊オススメの本2017年2月号まとめ

機甲狩竜のファンタジア2
 なぜか一巻の感想がブログにないことに気付きました。あれ、おかしいな。書いた記憶があるんだけどな……。まあ、いいや、剣と魔法のファンタジーに戦車という近代兵器をぶち込んで、そもそも戦車ってなんだ誰も知らないぞ……というところで試行錯誤から始まるのが楽しい一巻でしたが、二巻では効果的な運用方法でダンジョン攻略に挑むことになります。
 ネタバレすると今回は複数パーティのレイドダンジョンの攻略のため、食料などを多数搭載して輸送任務。当然、戦闘もあるよ。剣と魔法の世界において戦車による輸送はチートすぎますね……。

永遠の薔薇/鉄の貨幣
 数年前うつの影響でめっきり思考能力や記憶能力が低下して以来、俺は理解しなければいけないということに拘泥しすぎていて、理解できないものを読まなくなっていたんだけど、理解しなくても楽しいものは楽しいんだよ。
 詩集って理解できないんだけど、ボルヘスの詩集は読んでいて肌に合うので、全部読むつもりです。

ラストゲーム 11
 ついに完結! 忙しくてドラマCD付き特装版が買えなかった事とか、完結してしまうのが悲しくて悲しくて読んでませんでした。ついに告白! 結婚! やったね柳くん!! ほんと、長かった。柳くんが墓穴掘りまくってるせいとかあって、面倒なことになってましたね。途中でだらだらとすることなく、11巻で短めに綺麗にまとまって良かった。少女漫画を読むようになったばかりの頃に手を出したシリーズだけあって感無量ですね。
 今からでも遅くないからアニメ化しませんかね。

英国マザーグース物語―婚約は事件の幕開け!
 婚約者と正式な婚約発表まで会いたくない! 正式発表までの間は自分のやりたい新聞記者の仕事をする! と男装して新聞記者見習いとして働き始めるセシル。
 その事を馬鹿正直に兄ダニエルは親友兼妹の婚約者のジュリアンに打ち明ける。そして、堂々と苗字を偽って会いに行き一緒に働くことになるジュリアン。
 大雑把に説明するとこの二人がマザーグースの歌をきっかけに事件を解決していきながら絆を深め合っていく物語です。主人公のセシルは男装しているという前提なのに、堂々とジュリアンが口説いているのはなかなかすごいですね。セシルは男装もバレてないという思っているので、ジュリアンの言動を都合よく解釈して流しているんだけど、それをわかっていてゆるやかなアプローチをかけ続けていくのすげーな。
 堅物扱いされてるダニエル兄様だけど、周囲に振り回されながらも許容している姿を見ていると柔軟な人物に見える。

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月刊オススメの本2017年1月号まとめ

ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー
 混沌としていくラブコメ時空を乗り越えて果たして上原くんは無事、恋人とゴールインできるのか? ゲームやってれば幸せな主人公は正直、心の底からどうでもいいです。ラブコメを眺めて楽しもうとして巻き込まれていく上原くんは無事に幸せになってほしい。なんとなく付き合っていた女の子にマジになって晴れて両思いになったのに混沌とするとか良い。ていうか、上原くんはもう主人公の一人と言っていいのではないか?

銀煌の騎士勲章1
 著者の初期の代表作ライタークロイスのリライト作。サービスシーンの追加、一部セリフが変わっていたり、登場人物の過去の加筆とか富士見ファンタジア文庫版と意外とかなり変更されている。読み比べていたわけではないので、一部気になったところしか確認していないが。非常に良かったので、一迅社版は全部読み終えたい。

北欧神話 (岩波少年文庫)
 北欧神話について、英雄ではなく神々についての物語。読み物となっているため、エピソード記憶として脳内に定着しやすい。北欧神話についての本は多数持っているのに読めていないので、この機会に読みたい。

オーリエラントの魔道師たち
 タイトル通りで魔道師たちの短編集である。オーリエラント世界の魔道師は同じ魔道師でも、系統が違うと考え方もまったく違う。乾石智子はどれから入ってもいいと言っていいので、ここから入るのもありだ。SFマガジンで掲載された短編のときからも短編でも良いもの書くなーと思ってたんだけど、やはり良い。

比類なきジーヴス
 ユーモア小説というらしい。コメディではなく?と思ったが、「ユーモア=上品なしゃれ」というらしい。様々な女性に次々と恋愛へ落ちていく友人の頼みを聞いて、状況が悪化したりしていく。もくじであっさりネタバレされますが友人が無事結婚するまでがメインとなります。次から次へと恋へ落ちていく友人に翻弄されるバーティー。なんか読んでいてMr. ビーンを思い出しました。あれとはだいぶ違うんだけど。

さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド
 読んでから一ヶ月も経つと、女の子といちゃいちゃしているところしか実は記憶に残っていないのだが自分の感想を読み直しても女の子といちゃいちゃしていたところばかり見ていたんだなと。まだ2巻は読んでないが全2巻らしいので、2巻もなるべく早く読みたい。

最後にして最初のアイドル
 元々はラブライブの二次創作から生まれたという異色作。ラブライブをまったく見ていないので、もしかしたらラブライブ世界ではアイドルが自己進化を繰り返して宇宙進出までいくのかもしれないのだが、たぶん違うだろう。ファンの下に会いに行くアイドルやファンを作り出すアイドルとか進化していくのが大変面白かった。作者も言うように大きいことはいいことだとスケールが広がっていくので、ゲラゲラ笑いながら読んだ。

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月刊オススメの本2016年10月号まとめ

ロクでなし魔術講師と禁忌教典シリーズ(6巻まで)
 間違えてコミックを買ってしまった時は大変辛かったですが、書い直してもちゃんと元は取れたと思うくらいは面白くて良かった。大当たり。王道は面白いんだというのを地で行く作品。だいたい予想がつくのに面白い。
 主人公グレンはロクでなし扱いされていますが、どちらかというとガキっぽいという表現が正しいと思う。好きな女の子に素直になれないツンデレっぷりを発揮する(5巻回想)とかお前は子供かと言いたい。
 講師としてやる気を出す過程とか、戦闘が始まる原因とかルミアちゃんがヒロイン力高いです。僕は清楚系ヒロイン好きなのでルミア派です。出番で言えば圧倒的に多いにも関わらずかませ感溢れるツンデレの白猫なんて、一巻ではバトルヒロインを担当したくせに後からやってきたヒロインにバトルヒロインの座を奪われるというかませ力溢れるヒロイン。フラグイベントが有効に機能してないので、そのままかませで居て欲しいですね!
 魔術講師としてのグレンは暗記するのではなく、どのようにして起きるのかひとつの魔術について深く学んでいます。そうでなければ固有魔法を作成できないので当然ですが、講師シーンはその世界について読者が一緒に学べるので楽しくないと辛いし、ちゃんと物語に繋がるという点でいいですね。
 戦闘はなんかもうすごい分かりやすいです。一巻のネタバレになるため伏せますが、主人公の固有魔法が判明した時点でかつてどのようにして戦ってきたのか分かるくらいです。2巻でかつての同僚が出てきた瞬間にかつてどのようなパーティー構成で戦ったのかすぐに分かると思います。
 ヒロイン達の制服がハレンチすぎる。

青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない
 前巻では究極の選択みたいなものを突きつけられましたが、今回は前回で失われたものを取り戻す物語となります。最終巻にふさわしく各巻にあったあれやこれやがあるからこそ、受け入れられる状況設定に各巻ヒロイン達の助けを借りて目的に辿りつきます。これ、第二部の予告読むまで普通に最終巻だと思いました。

剣と炎のディアスフェルド
 魔女は月出ずるところに眠るがめっちゃ面白かったので、作者買いした。兄王子を人質に出すことで戦争を停戦を終結するところとなったイアンマッド王国。国内では残った弟王子が他国からの謀略に対抗するために英雄振りを人質に出た兄王子は人質の身でありながら、あふれ出るその英雄振りで名声を高めていくという骨太ファンタジー。
 優秀な剣士であり、民を思いやり、兄を思いやるがゆえに優柔不断な面を見せる弟王子のレオーム。もどかしいと感じるものの、だからこそ、その人柄に惚れて周囲がついていくのも分かる好人物。これだけ書いて戦記物としても楽しいものが出来上がったと思う。
 それに加えて兄王子ルスタットの英雄譚もあります。人質という立場でありながらも、通行人から無茶なことを言って絞れるだけ関税をとろうとする悪漢を懲らしめたりと、この人は素で英雄振りが板についてるとなかなか今には見ないタイプでこちらも面白い。

赤髪の白雪姫 16
 電書になかなかならないのでつい紙で買って読んでしまった。木々さんの結婚話から不穏なことになってきました。ミツヒデとヒサメの間にある恋敵とのギスギスとした距離感が良い。登場人物は至近距離なので辛いでしょうが、安全圏から見ている分には楽しいですね。

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?
 打ち切りの危機からこのラノ上位入賞で最近ではアニメ化も決定したというファンに支えられてここまで来ました感あるシリーズ。ごめん、実はまだ三巻までしか読んでない。ハッピーエンドを目指すのかなと思ったら全然そんなことなかったですね。決戦兵器は不幸少女にしか使えないので使えるということはつまり不幸になる運命とか酷すぎます。不幸少女マニアさんにオススメしたい。

そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐

 主人公の能力とやってることを見て、一瞬だけお前はZero Infinityのアポルオンかよ! と思いました。マイナーすぎて伝わらないと思いますし、たぶんググってもわかりません。
 気を取り直して。シェアードワールドって好きなんですよ。シェアードワールドって一つの世界でいろんな事件が起きていて、事件(作品)の数だけ主人公がいる。たった一人の主人公だけしかないのではなく、多数の主人公が大きな事件から小さな事件まで解決していく。そういうのがたまらなく好き。
 これは前を向き進み続ける人間を愛する主人公と前を進み続ける人間の歪さが浮き彫りになったところで終わっていて、そういうの良い。あとエロい。まさかここまで続くで終わるなんて思わなかった。ところで、このテーマってやっぱりZero Infinity というlightのエロゲに感化されてませんかね。

いつか世界を救うために -クオリディア・コード-
 神奈川編。初っ端に触れたものが触れたものなので、バトルを主軸にしていくとは思わなかった。いや、なんか普通に面白いし普通にヒロインの周囲は変態だしラノベって感じがする。ツンデレ主人公がデレるまでのお話としてなんか普通に楽しかった。

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月刊オススメの本2016年8月号まとめ

光の公女―グイン・サーガ(27)
 山賊になったり盗賊になったり概ね迷走していたようにしか見えなかったイシュトヴァーンがついに前進。悪堕ち街道も順調に邁進していて、愛嬌も備えているので無敵ですね。ぶっちゃけイシュトヴァーン戦記だけ読んでいたくなってきたぞ。そういえば、アストリアスはどうなったんだ。

楽園への清く正しき道程 庶民出身の国王様がまたご愛妾を迎えられるそうです
 先月は不眠の乱れが激しく大変でしたが、そんな中で、野村美月先生の本のお陰で乗り越えられました。先生のご本は不眠で疲れた身体にも染み渡り、切ないけども最後には温かい心持ちに慣れるので、眠れないというひとつのことでぐわんぐわんしている頭が切り替えられて大変助かりました。

星空のカラス
 旨いものを旨そうに食っていると自分も食べたくなるという話をどこかで聞きました。そんな感じに主人公が囲碁一直線で好きなのが伝わってきて、まったく興味のなかった囲碁に興味が出始めました。ヒカルの碁をスルーしていたのでルールわからないけど、なんだかすごそうだと伝わってきます。全力を出して考えることで辛くもあり、楽しくもあり、充実した人生はとても楽しそうだ。最近どうもそういったひとつのことに純真にのめりこむような時が少ないので、読んでいて眩しい。
 完結しているらしいので今度一気読みします。

ヤサシイワタシ
 生きるのに不器用な人間が読んでいてナチュラルに辛い。方向性としては「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」に近いんだけど、あそこまで特化していない。特化していないので、こういう人いるよねみたいな辛さがある。

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4)
 野村美月さんの書く主人公はまるでヒロインだよなと思って、野村美月監修の乙女ゲーとかやってみたいなと思いました。いや、絶対面白いってキャラデザは竹岡千穂先生でお願いします。めっちゃ欲しいです。
 それはともかく、紆余曲折あってついに結ばれたんだけど、案外素直にくっつきましたね。流石に量思いだけあって早かったか。
 劇パートではここにきて今までモブだった子が良い味出してくるとは思わなかった。ライバル譲れない存在というのはいいよね。

Fate/stay night (Heaven's Feel) 1-2
 もともと最終ルートだけあって漫画化に向いていない気がしたんだけど、アニメ放送したし、隠さなくてもいいよね? と桜の現状をガンガン描写されていくとは思わなかった。まだ2巻なので勢いはないけれど、これを読んでおさらいしようと思ったらアレンジが利きすぎてて情報開示の順番とか全然違うものになってそうですね。

僕だけがいない街
 ループ物で未来のこと知っていても小学生の頃の詳細なんて覚えてないよとなるのが良い。過去に戻っても記憶がなければあまり行動にいびつさが出るよね。その他にもループで失った物をちゃんと描いているのがとても良い。
 物語としては誰か分からない正体不明の殺人鬼に対して小学生ができる範囲での対抗をしているのがほんと良い。ループして小学生になった主人公には小学生としての行動の制限がある。小さな行動の蓄積が防犯として機能し救われる。その後の対決なども含めて全体的に地に足がついていてとても良い。


東京レイヴンズ (14)
 エンジンを温めなおすところから始まるので、ちょっと序盤に入り込むのに時間がかかるけど、一度スピードを出し始めたらぐいぐい引き込まれて続きはまだか!となるので良い。これダブルヒロイン物じゃないけど、ダブルヒロイン物に対する新しい回答な気がする。

空色勾玉
 和風ファンタジーで有名らしい。聞き覚えのない単語を検索して呼んだので思いのほか時間がかかった。今はPCの前にいなくても分からない用語をググってはビジュアルイメージを補完できるので良い世の中。面白いと確信していたので数年間積んでいたけど、やはり面白かった。

BLUE GIANT
 好きなものをただ好きだといえるのは本当に素晴らしいことなので俺も見習いたい。個人的に音楽は聴くよりも読む方が好きだなと思う。そう思えるだけの読書体験ができているのは素晴らしいことなのかもしれない。

甘々と稲妻
 なんかほっこりする。疲れたときに読むと癒されるなあ。

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