表紙とかのデザインも本に重要だよね

 ふと、俺は小説を読む際にそれほどイラストに拘らないのだが、イラストも構成要素の一つである。その点についても言及した方がいいのではと気付いた。イラストレーターなどデザインを考える人も、もっと褒められていい。特にこのブログではライトノベルをよく取り扱っており、ライトノベルにおいてイラストは超重要である。フルメタルパニックの最終巻のイラストによって泣いたのは今でも覚えているし、最近で言えば冴えない彼女の育てかた7巻で悲鳴を上げたし、作中のイラスト以外では、魔女は月出ずる魔女は月出づるところに眠るを最後まで読んだ後に口絵を読み返して口絵の意味に気付いたときはただでさえ感動で涙腺が緩んでいたところを更に押された気分であった。ライトノベルから離れても、例えばムーミンのキャラクターデザインの愛らしさと挿絵の素晴らしさは俺が今さら語る必要もないが語らないのも不自然だろう。
 
 さっきから、ライトノベルのイラストばかり語ってきたが、本というデザインそのものが素晴らしかったの本もある。特に挿絵というイラストだけではなく、小説の文章だけでなく表紙どころか本の余白なども含めた本を構成するすべてが素晴らしかったのはパトリック・ネスの『怪物はささやく』だ。ハードカバーの本はできれば増やしたくないのだが、あれは正直ハードカバーしか考えられないと思う。と書いたのだが今検索してみると、なんと来月には文庫化もするらしい。映画化の影響だろうか(これも今知った)。うーん、文庫でどんなデザインになるのか不安と楽しみがある。
 
 もちろん、素晴らしいと思う仕事以外にも最後まで読んで違和感を覚えるイラストもある。文章で喚起されるイメージと合っていないと思える本は多々ある。例えば汀こるもの『完全犯罪研究部』は文章では主人公は大人の美人教師なのだが、表紙を見てみると科学部部長ぐらいの幼さのあるイラストだ。これは2巻が出る際に講談社のwebサイトでもネタにされていた。ちなみに2巻では大人っぽさのあるキャラデザになっている。それはそうと完全犯罪研究部はめっちゃ面白いので2巻まで一気に是非読んで欲しい。
 表紙が素晴らしいといえば、『飛べない蝶と空の鯱』が大変良かった。鵜飼沙樹さんの仕事はどれも素晴らしいものだ。引越しの際に紙の本で読了済みで電子化もされていて手放す条件が揃っていたのに、このイラストはKindleで再現されない!!と手放せなかった。というか、今作品リストを見ていて思ったのだが自分にしては珍しくいわゆる絵師買いをしているイラストレーターである。鵜飼沙樹だからと意識して買っていることが多いわけではないのだが、鵜飼沙樹と気付かなくても読んでいた本がある。どうやら表紙には手に取らせる魅了の魔術でもかかっているのだろう。飛べない蝶と空の鯱がめちゃくちゃ面白く今でも続きを待っているし、うつの辛い時期を助けてくれた最高の作品だったことも影響しているのかもしれない。画集とかでないかな。
 
 イラストが素晴らしいということは多く感じるというか、もはや商業の表紙やパッケージで一見してクオリティが低いと感じるイラストを見かけることが少なくなった。あらゆる点においてクオリティが上昇したのだろう。そんな時だからこそ、改めて意識して商業の表紙とかの良さを味わってみるのもいいんじゃないかと新潮文庫nex創刊インタビューを読んで感じたのだった。
 
 
スポンサーサイト

お蔵入りになったブログのネタとか

 お蔵入りになったブログのネタとかを寝かせておいても時間の無駄だなと思ったので放出する。
 
 続きが結構出ているけど一巻で綺麗に終わっているラノベをオススメしてみる。
 
 思い浮かぶのが新人賞受賞作ばかりだったんだけど、新人賞受賞作だから一冊で完結していて当然じゃん!って思うラノベ読みは多いと思う。
 でも、この記事は新人賞受賞作だから一冊である程度完結しているだろうとかいう感度が高い人間を相手にした記事じゃないです。
 ラノベの新人賞受賞作って続きのための伏線とか多かったり、長いシリーズ物になったりするので、いざ手を出してみたいと思っても長い巻数があると引くと思うので、別に続きなんか読まなくていいんですよというスタンスでオススメしていきたいです。続きを読むのは本人の自由です。
 
エスケヱプ・スピヰド
 エスケヱプ・スピヰドは全一巻派です。電撃大賞の大賞受賞作!というだけあってすごく面白かったですね。バトル描写も良いし、サイボーグとなって心を封じて戦っていた少年が自らの意思で戦う覚悟を決めて、戦うのが熱い! すごく綺麗に全一巻で終わっているのでオススメする気はおきないんですが、世間的には続きも好評のようです。

ソードアート・オンライン
 SAOは全一巻ラノベです。番外編だった2巻はともかく、3巻とかゲーム違うじゃん。4巻まで読んだけど、正直1巻で綺麗に終わっているのになぜ続けたのか謎。ぼくは一巻が好きでしたね。
 あの綺麗な終わり方からどうしてアスナちゃんだけ復活できなかった……となるんだろう。
 一冊しか読まなければキリトさんはハーレムラノベの主人公でもなくなるし! アスナちゃん一筋。デスゲームの主人公!
 
イヴは夜明けに微笑んで
 全一巻です。カインツとイブマリーの約束が果たされるところがものすごく好きなんですが、その二人の話としては本当にほぼこれで十分終わっているので、十年以上続きを読んでませんでした。最近、一から全部続読みました。面白かったけど、細音啓最高傑作はこの一冊かなと思います。気になったら続きを読めばいいと思います。
 
世界平和は一家団欒のあとに
 気になったら続きを読めばいいラノベといえばこれは外せないかなと思いました。一巻で一つのエピソードが綺麗に終わるので、続きを読むとしても割とどこで読むのやめても支障がないのは今回のテーマにぴったりです。
 
 正直、これを読んで作品数少なすぎるだろう!って意見はあると思うんだ。でも、一冊完結でもない長期シリーズ(五冊以上)で第一巻で綺麗に完結してるラノベで俺が読んでいてオススメになるものってほとんどなかった。俺の手には負えなかったです。だから没にした。誰か俺の代わりに書いてください。

2016年に読んだ本

 つらい一年でしたが、積読消化に勤しんでいたら無駄に読書だけは充実してました。全然読めてないが。

続きを読む

9月に読んだ本

2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:7912ページ
ナイス数:10ナイス

屍鬼 2 (ジャンプコミックス)屍鬼 2 (ジャンプコミックス)
読了日:9月29日 著者:藤崎竜,小野不由美
屍鬼 1 (ジャンプコミックス)屍鬼 1 (ジャンプコミックス)
読了日:9月29日 著者:藤崎竜,小野不由美
3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)
読了日:9月29日 著者:羽海野チカ
0.2ルクスの魔法の下で (GA文庫)0.2ルクスの魔法の下で (GA文庫)
読了日:9月26日 著者:嶋志摩
ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)
読了日:9月25日 著者:舞城王太郎
詩的私的ジャック (講談社文庫)詩的私的ジャック (講談社文庫)
読了日:9月24日 著者:森博嗣
終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)
読了日:9月22日 著者:鏡貴也
機甲狩竜のファンタジア (ファンタジア文庫)機甲狩竜のファンタジア (ファンタジア文庫)感想
戦車で竜と戦う世界観なのかと思ったら、まさかの普通に剣と魔法のファンタジー世界。そこに戦車をぶち込んで来て、ラノベに寄せた萌えミリをやりたくて妥協した結果こうなったのか作者の趣味が悪魔合体しのかわからんが、アホだ! まあ、とにかく面白かった。古文書に語られる戦車妖精ミハエル・ヴィットマンの破壊力。やはり、アホだ……!(絶賛してます)
読了日:9月21日 著者:内田弘樹
ファイアスターター (上) (新潮文庫)ファイアスターター (上) (新潮文庫)
読了日:9月18日 著者:スティーヴン・キング
図書館の魔女(上)図書館の魔女(上)
読了日:9月18日 著者:高田大介
RPF レッドドラゴン 3 第三夜 妖剣乱舞 (星海社FICTIONS)RPF レッドドラゴン 3 第三夜 妖剣乱舞 (星海社FICTIONS)感想
う、虚淵いいいいいいいいいい!?
読了日:9月17日 著者:三田誠,虚淵玄,奈須きのこ,紅玉いづき,しまどりる,成田良悟
とある魔術の禁書目録(インデックス) (8) (電撃文庫)とある魔術の禁書目録(インデックス) (8) (電撃文庫)感想
まさかジャッジメントさんが主人公の一人であったとは……。
読了日:9月17日 著者:鎌池和馬
Fate/Grand Order material II(書籍)Fate/Grand Order material II(書籍)
読了日:9月16日 著者:
RPF レッドドラゴン 2 第二夜 竜の爪痕 (星海社FICTIONS)RPF レッドドラゴン 2 第二夜 竜の爪痕 (星海社FICTIONS)
読了日:9月13日 著者:三田誠,虚淵玄,奈須きのこ,紅玉いづき,しまどりる,成田良悟
冬目景作品集 空中庭園の人々 (バーズコミックス)冬目景作品集 空中庭園の人々 (バーズコミックス)
読了日:9月11日 著者:冬目景
レンタルマギカ 竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)
読了日:9月10日 著者:三田誠
灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 (オーバーラップ文庫)
読了日:9月10日 著者:十文字青
特装版 魔法使いの嫁 6 (BLADE COMICS SP)特装版 魔法使いの嫁 6 (BLADE COMICS SP)
読了日:9月9日 著者:ヤマザキコレ
Fate/Grand Order material I(書籍)Fate/Grand Order material I(書籍)
読了日:9月9日 著者:TYPE-MOON
マルドゥック・アノニマス 1 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・アノニマス 1 (ハヤカワ文庫JA)感想
ヴェロシティもそんなに改稿されてたの!? と驚いたので読まないと……。
読了日:9月5日 著者:冲方丁
アーサー王最後の戦い―サトクリフ・オリジナル〈3〉 (サトクリフ・オリジナル (3))アーサー王最後の戦い―サトクリフ・オリジナル〈3〉 (サトクリフ・オリジナル (3))
読了日:9月4日 著者:ローズマリサトクリフ
偶然を生きる (角川新書)偶然を生きる (角川新書)
読了日:9月3日 著者:冲方丁
ユーベルブラット(18) (ヤングガンガンコミックス)ユーベルブラット(18) (ヤングガンガンコミックス)
読了日:9月3日 著者:塩野干支郎次
ヴィンランド・サガ(18) (アフタヌーンKC)ヴィンランド・サガ(18) (アフタヌーンKC)
読了日:9月3日 著者:幸村誠
血界戦線 Back 2 Back 2 ─ゲット・ザ・ロックアウト!!─ (ジャンプコミックス)血界戦線 Back 2 Back 2 ─ゲット・ザ・ロックアウト!!─ (ジャンプコミックス)
読了日:9月2日 著者:内藤泰弘
さよなら私のクラマー(1) (講談社コミックス月刊マガジン)さよなら私のクラマー(1) (講談社コミックス月刊マガジン)
読了日:9月2日 著者:新川直司
四月は君の嘘Coda (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘Coda (講談社コミックス月刊マガジン)
読了日:9月2日 著者:新川直司
ワールドトリガー 16 (ジャンプコミックス)ワールドトリガー 16 (ジャンプコミックス)
読了日:9月2日 著者:葦原大介
僕のヒーローアカデミア 10 (ジャンプコミックス)僕のヒーローアカデミア 10 (ジャンプコミックス)
読了日:9月2日 著者:堀越耕平
Dies irae ~Amantes amentes~ (1) (電撃コミックスNEXT)Dies irae ~Amantes amentes~ (1) (電撃コミックスNEXT)
読了日:9月1日 著者:港川一臣
タツモリ家の食卓〈2〉―星間協定調印 (電撃文庫)タツモリ家の食卓〈2〉―星間協定調印 (電撃文庫)
読了日:9月1日 著者:古橋秀之

読書メーター

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

最近オススメだった本とか

 市立高校シリーズ。または葉山くんシリーズ等とも呼ばれているらしい。シリーズ物のミステリ小説だと小市民シリーズ以来の大ヒット。Twitterのフォロワーに教わった他のミステリも面白かったけど、二巻以降を積んでいるか単発なのでシリーズ物だとやはり小市民以来。こんなに面白いミステリを積んでいたなんて……。
 
 このシリーズは昨今で言うキャラ文芸と呼ばれるであろうミステリ。謎にそのものに興味をかきたてられる手腕は見事。キャラクターに魅力があるのでこいつらが困っていると、どうにかしようという気持ちが沸いてくるよね。まあ、シリーズの大雑把な流れとしては主人公の葉山くんの周りで変な事件が起きて、周囲の人間が困るもしくは困惑する。それを解決しようと葉山くんとその友人が調査して探偵が解決するというパターンです。

 葉山くんの周囲のキャラクターが魅力的で、みんな頭の回転が速く行動力があって読んでいて気持ちが良い。
 例えばある話ではストーカーに狙われる後輩の女の子が登場する。偶然関わることになった葉山くんはストーカーを捕まえるためにヒロインの柳瀬さんとその部下である演劇部のみんなと共同でストーカー捕獲作戦を開始する。ストーカーを捕まえるための情報戦がテンポ良く始まり、各自意見を出して進む。ストーカーされている女の子を一緒に駅まで送るという一番危険なポジションである葉山くんに戦闘能力がまったくないこともあり、難航すると危機感が募っていく。
 俺自身は魅力的な謎というものが理解できない人間のため、謎に興味をもたせる工夫がされているのは非常に嬉しい。しかもこのシリーズは連作短編形式のため、ほとんどの謎が短編で解決されるので大長編ミステリで疲れた心を癒してくれる。連作短編として積み重なった伏線が最後に回収されるのも気持ち良い。
 今一番推しているシリーズ。創元推理文庫は宝の山ですね。

 余談だが、今現在は新表紙になっているので問題ないのだが、旧表紙では登場人物にメガネ描写が一切存在しないので旧表紙に出てくるメガネっ娘は誰だと話題になっていたもよう。Wikipediaにも書いてあるけど、当時の様子は今もググれば出てきます。でも、みんなAmazonリンク貼ってるから新表紙画像(メガネっ娘はいない)を表示させたままメガネっ娘は誰だと考察していて笑えます。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

Galle(がれ)

Author:Galle(がれ)
↓長いので記事にしました。
当サイトの基本情報
本好きへの100の質問
リンク集

本棚
カテゴリー
検索
批評サイト
お薦めサイト
物書きな方々
ラノベ感想
応援しています!
カウンター
応援バナー