FC2ブログ

鳥羽 徹 『天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~』 読了

 ブログ幼馴染のしーたさんのオススメ! アニメ化決定したらしいラノベです。

 物語はタイトルの通り資源や人材にとぼしい貧乏国家ナトラ王国の摂政である主人公ウェインが病で調子の良くない国王に代わりに政務を行っていく中で、快進撃を進める帝国に狙われて、対抗手段とかないので、帝国に高値で売ってやろうぜ! という画策して盛大に失敗したりする物語です。まあ、成功したら物語終わっちゃうからね!

 主人公は天才王子と書いてあるとおり、相手の意図を読み解く能力などは非常に高く、最近読んでいるアルスラーン戦記でいえばナルサスみたいなポジですが。この本のテーマがいつも完璧な読みで飄々としているナルサスだって、予定外にトゥラーンが攻めてきたり、アンドラゴラス王が帰ってきたりしたときに内心めちゃめちゃ焦って必死に軌道修正考えてたんじゃないの! この作品ではそういうところを隠さずに見せていくぜ! みたいな本です。

 そう、この物語の肝は予定外の事態に対する対応能力。良い感じに読みどおりに進んでも、人間のやることだもの予想外はある! プランが崩壊した際の軌道修正と土壇場を乗り切るアドリブ能力! 初期のプランを捨て、いかに次のプランを考えられるか。そしてそれを実行に移せる即応性! を楽しんでいく物語でした。

 いや、良かった。ついつい3巻まで読んでしまった。
スポンサーサイト



テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

杉原智則 『叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士3』 読了

 2年間新刊がなかったので、打ち切られたと思っていたけど、念願の新刊! ありがてえ。ありがてえ。

 2巻でランドール王国は王族が生きていることを国内外に示し、また完全に王家から離れて独自勢力として、神の降臨を諦めずにいた神官達と決着をつけて吸収! という国家復興の兆しが見えてきたところで終わっていました。3巻からは復興してくればかつての有力者達がわらわらやってきてごたごたし始める!という感じでごたついてきましたね。

 無双していれば問題なかった時代は終わりを告げ、正体不明の黒狼の騎士が何者だよってついに問題になりました。仮面の騎士にはそういうごたごたがつきものたよね! 今回は政治的なやり取りがあるので、王女様が活躍します! 黒狼の騎士の正体を巡る騒動を一刀のもと切り捨てる(比喩です)展開は最高でしたね。いろんな意味で頼れるものを持たない王女様だが、それでもめちゃめちゃ逞しいんですよね。弱さを抱きながらも、何にも依存せず一人で立ち上がれる王女様は強くかっこいいです。

 主人公の黒狼の騎士ことギュネイくんは、相変わらずだったな。大局的に見よう! 今までのやり方じゃダメだ!とか思ったのに、エリシスの暗殺計画を聞いたら、ランドールを後にして、助けに向かおうとするとか、その場その場の勢いで行動してますね。人間は一昼夜で変化できない。しかし、このエリシス暗殺計画に助けなければと今のランドールを置いていくの?ってギュネイの悩み。昔の女と今の女のどっちをとる?って選択で爆笑してしまった。

 3巻にかけてランドールが掘り下げられてるわけだけど、かつてのランドール王国。女性の社会進出を応援してたり、出身国や部族・種族での差別をしないとか、時代を先取りした政策が行われていることがどんどん明らかになっていくのが気になりますね。差別が横行してる他国と差別の解消に動いたランドール。これ、どういう意味があるんだろ。

 いや、今回も面白かった。続きを待ってます。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

天冥のコンキスタ クリアと感想とか

 本当はプレイ中に書く予定だったがクリアしてしまった。長いので折りたたんだ。結構満足している。

続きを読む

テーマ : エロゲー
ジャンル : ゲーム

菊地秀行 『魔界都市ガイド鬼録 牙迷宮』 読了

 菊地秀行といえば、エロスとバイオレンス!と聞いている割に、今まで読んだ作品に全てエロスが抜けていた。菊地秀行のエロスがわからなかったんですが、ついに菊地秀行のエロスデビューです!
 魔界都市は新宿を昔読んだけど、コミカライズ(古い方)以外はまったく覚えてない! でも、全然大丈夫でした。まあ、読む前に魔界都市には魔界医師というとんでもない医者がいることくらいは知っておいた方がいいと思いますが。この本には見かけた人が居るという風にしか登場しないんですが、登場人物の会話にはめちゃめちゃ出てきますね。

 さて、このシリーズの主人公は外道棒八。魔界都市のガイドをしている男。正直、本書では魔界都市ツアーで魔界都市の紹介でもするのかなあと思ったんですが、そんなことはありません。魔界都市の公式ツアーのガイドでは魔界都市の危険性が語られた後に、公式ツアーでは行かないような地下へ。行方不明になった女性三人を探しに潜る!

 ガイドのお仕事と言えば案内。新宿の行きと帰りを案内すること。どこにでも行けるし、どこからでも帰ってくる。それだけの知識と能力があります。ガイドとして案内するには土地に関する理解がなければなりません。新宿の土地や組織の特性を理解した男が戦うのです。必然的に土地の習性を利用したり、罠となるような地形を見破ったりする方向性ですね。

 エロスとバイオレンス! とにかく戦う! いろんな組織のモブは沢山出てきは死ぬ! 新聞で銃弾をはたきおとす新興宗教の教祖! 政府の非公式エージェントとしてやってくるサイボーグ! 新宿では息の休まる時はないというくらい戦います。
 戦闘していない間はさらわれた女性たちがエロい目にあっています。なんか尻が執拗に書かれていましたが、これは作者の趣味なのか本書は尻推しというだけなのかどっちなんでしょうね。女性たちは自衛能力がないので、さらわれたり売られたりエロいめにあったり、様々な目にあいます。それが最終的に……したのは驚きました。

 とにかく銃弾と火薬の量がすごいし、敵も主人公も常人の倫理観で生きていないので、これが魔界都市なんだ……上下2段組のノベルス200ページしかないのに満足感が高かったです。お腹いっぱいになるまで戦ってくれます。

テーマ : オススメの本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

十三機兵防衛圏クリアしたこととか

 2020年の始まりをこのゲームと過ごしました。ぼくにとっての令和の始まりを告げるゲームがFE風花雪月で、十三機は20年代の始まりを告げるゲームでしたね。
 ADVパートとゲームパートが追走編と崩壊編と別れているのがとても良い。逆に言えばシナリオとわかれてない頃のチュートリアルは意味深な話の合間に戦闘が入るのでもどかしかったんだけど、チュートリアルが終わってからは劇的に面白くなってきました。

 RTSというかSRPG系って自分で考えて遊ぶのが基本なので言われたとおりにしないといけないチュートリアルでは面白くないんですよね。自由にRTSできるようになってからはどうすればSクリア取れるのかとかミッションをクリアできるのかとか考えるのがめちゃめちゃ楽しかったです。RTSとしてはノーマルでも難易度はかなり低いんだけど、適度に無双できて楽しかったです。Dungeon Warfareとかもそうなんですけど、大量の雑魚を一気につぶしていくのってたまらない爽快感がありますね。
 
 追想編もめちゃめちゃ面白かった。巨大な謎のパズルのピースを埋めていくように語られる。複雑な時系列と設定で語られる大きな物語。主人公は十三人! 正直、どの話も面白いんだけど、めちゃめちゃ語りづらい! 人間関係がすごい勢いで変化していくので推しカプを語るだけでもネタバレになる! この話、ネタバレされない方が絶対に面白いストーリーなんですよ! あるキャラのストーリーがある程度進んだ後で解放される主人公のストーリーとか何を語ってもクリティカルなネタバレになったりするので、何も言えないみたいなもどかしさがある。オフ会してみんなでネタバレせずに語り合いたい。
 あるキャラのストーリーが他のキャラのストーリーが終わった後の話だったり……どういう時系列なのか把握するのも大変!(うれしい)なんですよね。プレイし終わったけど、理解しきってないので究明編で学ばないと……クリアしたのに時間が減っていく! 複雑な物語の為、究明編という理解するための助けがあるので安心です。もっとも、シナリオがあまりにも面白すぎてほとんど使わずにクリアしたんですが。クリアしてから読んでます。

 総じて、めちゃめちゃ面白いゲームでした。
プロフィール

Galle(がれ)

Author:Galle(がれ)
↓長いので記事にしました。
当サイトの基本情報
本好きへの100の質問
リンク集

本棚
カテゴリー
検索
批評サイト
お薦めサイト
物書きな方々
ラノベ感想
応援しています!
カウンター
応援バナー