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今年読んだベストラノベと少女小説を語りたい。

 年末なので毎年量が多すぎて個別語りで挫折している年別ベストを書こうと思う。ラノベと少女小説で。まあ、いつもどおり語るのは読んだ本で出た本ではないです。

『継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない』
 この本について熱く語るとテンションが上りすぎて体が燃え上がり体調が悪化する本。帯の「まだお互いに、好き同士」。と書いてあるだけあって、相手のことを嫌おうと思いつつきょうだいになってしまった以上は上手くやろうとしていて、中途半端な距離感で中途半端なことしてるから焼けぼっくいに火がついたり、傍から見ていていちゃいちゃしているようにしか見えねえ!! 甘いラブコメです。ツンデレカップル元カノカップルできょうだいもので、これはくっついたらくっついたで親との対峙が避けられないので、完全に俺のツボを突かれました。作者は平行世界で小説家になった僕か何かか?と思うくらい俺のツボが点かれていた。いやもう、最高なんですよ! 付き合ってた時にセックスに挑んでヘタレてたり、そういう話をしてたら火がついてキスしかける流れになったり、口では拒絶しつつ受け入れようとするとか、お前らさっさとやり直せよ!!! おれはそろそろウェブ小説版も読まないといけない気がする。作者の他の作品も読もうと思います。

『涼宮ハルヒの憂鬱』
 い、いまさら?って俺も思う。でも、面白かったですね。メタフィクションを理解できるようになって、キョンの内面の行間が読めるようになってからのハルヒは十数年前に読んだときとは別の味わいがありました。今度角川文庫から出るようですね。一般文芸でも売れると判断されたというのはまあ、良いことなんではないでしょうか。いやあ、ハルヒがいつキョンにデレるようになったのかとかきっかけはとか、長門が意外とこの時点からキョンにデレてたりとか発見の連続だった。再読というのは良いものですね。

『ぼくは異世界で付与魔法と召喚魔法を天秤にかける』
 なろうラノベの中でもかなり面白い。著者は横塚司の正体は瀬尾つかさということで、やはりプロとなると文庫一冊にどのくらい文章が入るのかという計算がしてあって一冊でのちゃんと盛り上がるところを用意してとプロの匠の技を感じますね。あと単純に面白い。主人公達のパワーインフレがすごいんですけど、敵のパワーインフレも同時にすごい。今読んでるところでは、少なくとも、パーティメンバーに死人は出ないんですが、腕の一本は普通にぶった切られたりするので、勝てるのかどきどきしますね。主人公だけでなく転移者全員がレベルアップとスキルというチート能力を持っているのもいい。

『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』
『ラストエンブリオ』

 いやあ、再読は楽しいですね。めっちゃ捗ります。結構、SF設定が難しい感じになってきたのでそろそろ副読本でませんかね。ファンブック的な。圧倒的な主人公が勝てない相手との戦いというのは心躍りますね。ラストエンブリオでまたしてもパワーアップイベントが起きたので、また圧倒的なパワーで勝つんだろうけど、ラストエンブリオでは戦闘能力のないキャラもいるので、結構ピンチが多いですね。どうなるんだろう。

『ラグナロク:Re』
 ハルヒがアニメ化する前、かつて角川スニーカー文庫を代表する作品の一つであったラグナロクのリブート版。過去作とはまったく別物というわけではないですが、8割くらい違うので、今からの読者でも安心。思い入れがありすぎるためにかつての作品と全然違うところに驚いたり、これを可能性のひとつと考えるとヴァルハラと共闘関係になったりするの。ヴァルハラとの出会いが最悪すぎただけなのかなと思う。ジェイスの登場はまだですか。というか、前にはあったジェイスとか別キャラ視点の話はやるんだろうか。

『ショートストーリーズ 僕とキミの15センチ』
 すごい良かった……。ライトノベルでこんなに充実したアンソロジーを読んだの初めてだ。どれも良い作品だし、僕とキミの15センチというタイトルから連想する展開はちゃんとあるし、最高だった。各話感想を書くには時間が経ちすぎてるんですが、一番良かったのは幼馴染の女の子とキスする話です。いやあ、女の子側の誘導が上手い。男の子完敗じゃないですか。あと三角関係の話は厄介な女の子がめちゃめちゃ厄介で良かった。

『優雅な歌声が最高の復讐である』
 本山らのちゃんが参加していた?いたよな?ラノベ読みのビブリオバトルで知ったんですが、青春ライトノベルです。怪我を負ってしまって燻っている男の子と歌姫だったけど、活動停止中の女の子。二人がいちゃいちゃしてるし、いちゃいちゃしてるし、良かったです。欲を言えばキスシーンが欲しかったですね!

『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか』
 過去に何度か語りましたが、ディスコミュニケーションがすごい。会話が成立してるのに内容は通じ合ってなく勘違いしている。特に一巻はまともに会話が成立する組み合わせがほぼないという脅威のすれ違いっぷり。会話の9割はすれ違っていて、まともに会話が成立するのを探すのが早いほう。全部読めとは言わないが、一巻を読んで欲しい。究極のすれ違い、ラブコメがここにある!

『三角の距離は限りないゼロ』
 今年のベストは継母の連れ子が~なんですが、今年の2番目の青春ラブコメはこれだ! キスシーンもある! 電子書籍に配慮した挿絵! いや、良いですね。繊細な10代の心情描写がいいですし、良い作品だった。就職したら再読して2巻も読むんだ……。失恋探偵ももせ以来でしたが、他の作品も読みたくなるなあ。

『叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士2』
 1巻では主人公が問題を先送りにしたり、なまじ解決できてしまうだけの武力があってしまったので、ただ強いだけの性根の優しい少年(元勇者一行の戦士)が圧倒的な武力で解決して根本どうするのって感じでしたが。憎悪を捨てられなかった男が自分を見つめ直して正気を取り戻したりと相変わらず男キャラ書くの好きだな作者。今回はなかなか大掛かりだったトリックがあったので、おおうと驚て膝を打ちました。

『賭博師は祈らない』
 厭世的な賭博師ラザルスが間違って大勝してしまって、殺されないために高い商品を買ったら喉を焼かれた褐色美少女だった。奴隷として喉を焼かれて希望を持てないヒロインにラザルスが衣食住を与えて仕事を与えてとやっているうちに、情が移っていくとかけばよくある話なんですが、すごい高レベルでまとまっている。電撃の受賞者はいつも高レベルな本を出してきますね。大変おもしろかったし、祈らないというタイトルとオチがちゃんと繋がっていてよかったですね。

『本好きの下剋上』
 なろうで読みましたが、めっちゃ面白かった。前世の知識で頑張る話なんですが、まず、本が高くて買えないなら自分で本を作ろう!と作るところから始めようとするのが良い。試行錯誤していくものづくりの話は好みです。面白いに決まってるんだよなあ。知識を実践・応用する能力って間違いなく才能なのですごい。

『少年陰陽師』
 再読。面白かった。少年漫画のノリで楽しい。めちゃめちゃ長いですが、計画性を持って読んでいきたいところです。死ぬまでに最後まで読みたい本ですね。

『おこぼれ姫と円卓の騎士』
 昔体調が悪かった時に読んだときにはそこまでハマらなかったんですが、体調が良くなってから読んだら面白いですね。体調は大事だ。転生者であり、自分が王になる未来を知っていて第一位継承権まで手に入れている主人公が信頼の置ける騎士を得るために努力したり、王位継承権を争うライバルになった兄達と上手くやりたいけど、立場が邪魔して上手くできなかったりと奔走する。男前主人公が男前です。今読んでるところは、自分の足元を固める段階なので、暗殺されたかけたりするレベルなんですが、絶対内戦起きるでしょこれ。楽しい。

『首の姫と首なし騎士』
 引きこもりを助けてくれるヒーローって構図が苦手でヒーローを美少女にしても苦手なので嫌いなシチュなんですが、人間関係が苦手でとかコミュ障ではなく、嫁の貰い手がなくて好きなことを好きなようにやっていて、親との関係が微妙だからというなかなか引きこもりというか、引きこもってはいるけど、精神は引きこもり系ではなかった。
 物語は主人公とヒロインのラブコメかと思ったら王位継承の話で、ドロドロとしていた。まだ一巻しか読んでないので、続きが楽しみです。

『彩雲国物語』
 今年のベスト少女小説を挙げるなら、間違いなくコレである。というか、コレと十二国記を読んでいたので、10年前に履修するところを今履修している。いや、彩雲国物語の良いところを今風に言うなら各キャラクター間に流れる巨大な感情のやり取りが見所ですよ。少女小説だから男と女の巨大な感情のやり取りがあるのもいいんですが、男と男の巨大な感情のやり取りも見所です。愛が重い連中だけど、献身がすごい。
 物語後半に入ってくるとギャグパートへのシリアスが反逆してきて、ボッコボコにしていくのがすごい。理でギャグパートが重い負債になっていき追い詰められていくのがいい。
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2016年に読んだ本ベスト 小説・リプレイ

 1月以内を目標に頑張っていましたが、普段まったくしてない順位付けを一年前に振り返ってやるのは無理だということと、一年前に体調最悪で記憶力が壊滅していたけど、めちゃめちゃ面白い言葉に出来ないみたいな本の感想を再読せずに書くのは無理ですね。

【リプレイ】
RPF レッドドラゴン
 まとめて読むのも楽しいけれど、これはリアルタイムで読んでわいわいするのは楽しかっただろうなという本。プレイヤーがGMと共謀したり、プレイヤーがキャラ倫理に則って好きなように暴走したりしてすごい。物語が破綻しないようにみんな注意しているとはいえ、これをまとめあげた三田誠先生は流石である。まことを信じてると言われるのもわかる。

ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち
 TRPGがやりたくなってくるリプレイの名作。とにかく楽しい。そして出目は容赦ない。絶妙なタイミングでアレが起きて、プレイヤーのファインプレーでなんとかなりそうだったのにあえてしなかったのは最高だった。ジークの中の人。もしかして、ラブコメをやろうとする意思がまったくなくて求められていることに対応して変なことになっているように見えるのだが。 
 続編が出ているようなので読みたい。

【SF】
人という怪物 (混沌の叫び)
 主人公の住む惑星ではノイズ菌によって男性の心の声が周囲に漏れてしまう。男性しかいない騒音に満ちた町プレンティスタウンで育ったトッドは、あとひと月で正式な大人になる。首長が本を燃やし子供達の教育を止めてしまったので文字も読めない。ある日、静寂を感じて女の子と出会う。
 プレンティスタウンからの逃亡やら独裁者の誕生やら、不本意ながら独裁者の部下となり圧制をする側になってしまうトッドとゲリラとして活動するヴァイオラとかスパクルとの軋轢が戦争に発展したりと見所が多すぎる。
 ヤングアダルト向け小説らしいんだけど、えぐい。子供から大人へとなっていく物語とかあったけど、先進国の普通の大人はこんなえぐい経験をしない・・・・・・。

エクソダス症候群
 安定と信頼の宮内悠介。読みやすいし面白い。

蝉の女王
 ギブソンを読んで俺って実はサイバーパンク苦手なのではと思っていたのだが、めちゃくちゃ面白かった。スターリングは全部読んでいきたい。うーん、これ復刊されないかなあ。

アヌビスの門
 タイムトラベルをして過去に戻る。知識があるから発明とかで一攫千金! をするためにはまず金や人脈が必要なので、偶然タイムトラベル中にはぐれてしまった(つーか拉致された)主人公は当然当時のお金を持っていないので何もできない! 伝手もなければ金もない人間はまず乞食から始めなければならないという厳しい話。

【ミステリ】
丸太町ルヴォワール
 いろいろと忘れていたので再読。今読むと逆転裁判だコレー! 大雑把に説明すると過去の事件に関して非公式な裁判をしているんですが、検察側も弁護側も証拠の捏造したり、 撫子ちゃんらへんが最高なので続きを読みたい。と言いつつ続きを読むのを忘れていたので、3月までには読みます。Twitterでフォローしている作家はなるべく最新刊まで追いつきたいですね。

市立高校シリーズ
 最高だった。俺は連作短編とか短編ミステリが好きなんだなあと言うことを認識しました。創元のミステリを読んでいると俺はこんなに楽しいミステリを読んでいていいのかと思います。とても幸福で引越し前なのに積読を無視して読んでました。
 オチのよさでは「さよならの次に来る」でラブコメとしては「いわゆる天使の文化祭」が最高です。

【その他】
レベル96少女、不穏な夏休み
 まじめに紹介した記憶がなかったんですが、かつて妖怪(幽霊でも神霊でもいい)ハンターとか祭事とかしていた霊能力少女が現代社会に適応していく話です。適者生存は汀こるもの作品の共通するテーマなので、死神の付き人になるならサバイバル技術を見つけて殺人事件が起きれば自力で身を守るようにならねばならんし、ミステリオタクの愉快犯集団に所属するならミステリ読みとして成長して自力で紛争を起こす。というわけでれべきゅーの主人公の出屋敷市子は普通の中学生になるためには普通を知らなければならないのだ!
 今回は普通の中学生の友達を担当していた芹ちゃんがついに【外付け常識装置】という称号を手に入れた。この外付け常識装置のすごいところは天狗OS対応している。まあ、いっちゃんを真人間にしようと頑張ってた努力が天狗に認められたということですね。天狗に認められてもな。
 同性であれ異性であれ友情とはいいものだ。というわけで芹ちゃんとの友情が良い。汀こるものにしては珍しく良い話風ではなく、良い話だったのがすごい。

スコーレNo.4
 かつて書店員達の間でTwitter発のベストセラー小説を生み出そうと言う企画があった。簡単に言うと全国の書店でこの本を推すことでベストセラーにしてしまおうという企画。そのときに買ってからずっと積んでたんですが、やはり面白い。
 少女が大人へと成長していくのを4つに分けて書いてある。これは面白いし作者の名前を覚えて読んでいきたいと思わせてくれました。これは
 作者名で今ぐぐったら本屋大賞受賞とか書いてあってびっくり。

【ライトノベル】
ラストエンブリオ

 あれだけ周囲に美少女がいながらまったくラブコメをしようとしないというか、発展する気配と言うか甘さとかそういうのを一切出さない十六夜くんはそれはそれで良かったんですが、焰くんにはラブコメを期待してもいいんでしょうか。後輩ヒロインが妙にツボに入ったのでください。新主人公ズに経験を積ませるために攻略方法を用意してから強制参加させるのうまいなあ。

千の魔剣と盾の乙女
 最近のライトノベルはハーレムを完成させる!
 魔王を倒してついでに隠しボスみたいなものを倒しました。魔王の側近を倒すほどの超強いパーティーでも、それはそれとして砂漠に挑むにはしっかり準備してガイドを雇わなければ死ぬ。そういう地味な冒険をしっかり書いてくれるので地に足がついていてとても良い作品だった。

スカイ・ワールド
 最近のライトノベルはハーレムを完成させる!(二回目)
 主人公が人間関係でめちゃめちゃdisられているのが良い。愛の告白を堂々と保留して、人間関係が壊れるのを嫌がり、安易な道を選ぼうとしたらヒロイン達の奇想によりハーレムルートを選択させられる。外野からはその状況をめちゃめちゃ楽しそうに見守られているあたりとか最高です。モブに共感するライトノベルとは。
 何度でも言うがゲームを楽しもうとする姿勢がとても良い。装備を整え、戦略を練って偵察を出してボスモンスターの属性やルーチン等の情報を集める。ゲームなんだからゲームとして攻略していくので楽しい。

剣と炎のディアスフェルド
 兄王子を人質に出すことで戦争を停戦を終結するところとなったイアンマッド王国。国内では残った弟王子が他国からの謀略に対抗するために英雄振りを人質に出た兄王子は人質の身でありながら、あふれ出るその英雄振りで名声を高めていくという骨太ファンタジー。
 優秀な剣士であり、民を思いやり、兄を思いやるがゆえに優柔不断な面を見せる弟王子のレオーム。もどかしいと感じるものの、だからこそ、その人柄に惚れて周囲がついていくのも分かる好人物。これだけ書いて戦記物としても楽しいものが出来上がったと思う。
 それに加えて兄王子ルスタットの英雄譚もあります。人質という立場でありながらも、通行人から無茶なことを言って絞れるだけ関税をとろうとする悪漢を懲らしめたりと、この人は素で英雄振りが板についてるとなかなか今には見ないタイプでこちらも面白い。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典
 ライトノベルは楽しければそれでいい。俺の人生に何か影響を及ぼすような読書体験とかいらんし、深く考えさせられるストーリーとかもいらない。ただ、楽しければいい。
 というわけで楽しかったです。覚える必要のある細かい伏線とか特にないし、王道ストーリーでだいたい先が読めるのだが、逆にそこが安心して読める。
 疲れているときとか睡眠が足りないときとか、そういうときにただ楽しいを提供してくれるライトのベルはいい。


機甲狩竜のファンタジア
 戦車で竜と戦うのが一般的な世界観なのかと思ったら、まさかの普通の剣と魔法のファンタジー世界。そこに戦車をぶち込んで来て、なんかすげえ悪魔合体している。俺は戦車物が書きたいんだ!!という作者の強い意思を感じる。一昔前は第二次世界大戦物でデビューしたガチ戦記作家だもんな。
 王道はしっかり書けば面白いんだ!というのが持論ですが、その面白いにプラスアルファとして戦車があるのはすごいね。アホじゃねえか。げらげら下品に笑いながら読んだ。
 頑張ってベストセラーになって古文書に語られる戦車妖精ミハエル・ヴィットマンの戦闘とか外伝で出して欲しい。

【ファンタジー】
空色勾玉
 日本のファンタジー作家。和風ファンタジーの書き手として、ファンタジー小説愛好家から愛されている超有名作家ですが、実は未履修でした。絶対面白いだろうと思うと買うけど積む癖をどうにかしたい。
 大変面白かった。日本神話をモチーフにした物語で、江戸時代より前とか全然用語わからんし、ビジュアルイメージもわかないんだけど、大丈夫かなと思いましたが平気でした。流石にわからない単語は調べましたが、ぐいぐいと引き込まれて楽しいひと時を過ごせました。読んでた時は電車遅延で22時まで電車が動かないという普通なら大変つらい思いをするときだけど、この本が楽しかったからいい日だったと言えるくらい良かった。


アーサー王と円卓の騎士
 サトクリフの書くファンタジーはどれも最高です。海外の英雄譚が読みたければとりあえず、読んでおくと幸せになれます。
 アーサー王伝説といえばランスロット。このシリーズはアーサー王と~で始まりますが、アーサー王が主人公と言うわけではありません。そもそも原題にアーサー王とか一言も書いてないしな。基本的にはアーサー王伝説に出てくるキャラクターの冒険譚。もちろん、アーサー王の冒険もあるけど、どちらかと言うとだいぶランスロットに比重が寄っています。サトクリフどんだけランスロット好きなのと思わなくもないが、そもそもアーサー王伝説の円卓の騎士ってそれぞれ主人公として独立した物語とか持っていて、ランスロットは他の騎士との関わりが深いから仕方ないよね。本人も冒険しまくってるし。
 本シリーズはアーサー王伝説に出てくるアーサー王と円卓の騎士達の冒険譚を集めた連作短編と聖杯探索についての長編とカムランの戦いの長編。この三冊を読めばだいたいアーサー王伝説は履修できるので是非どうぞ。

【トンデモ枠】
Jの神話
 トンデモ展開が起きてからは、なぜおれはこんな思いをしてまでメフィスト賞を読んでいるのだろうと疑問に思いましたが、まだまだ年に二冊ぐらいはメフィスト賞を読んでいきたい。ミッション系学校で起こる自殺についての謎が~っていうSF百合ミステリホラーです。
 面白かったかと聞かれたら苦しかったと答えます。

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2013年に(読んだ)漫画ベスト

ひとりぼっちの地球侵略
・なんか、いろいろと言うべきことはあるけどとにかく先輩が可愛い。

坂本ですが?
・スタイリッシュギャグ。文字では語りにくい。とりあえず試し読みをしてみればいいと思います。終始笑わせてくれるので、笑いたいときにはぜひ読もう。

3月のライオン
・将棋しかなかった子が暖かい家庭に触れて癒やされ、前を向けるようになっていく……なんかこう、良い子ばかりで非常に面白い。将棋漫画と人間ドラマが関係なさそうで関係しているのも良いですね。

クズの本懐
・表向きは恋人同士ということになっているけど、互いに別に好きな人がいて傷の舐め合いをしている……とても好みです。表紙の女の子は可愛いし、

聲の形
・いじめを始めた彼の影響でクラスメイトはいじめの楽しさを知ってしまった。人間は一度始めた悪いことをなかなかやめられない。「いじめっ子」という明確な悪のレッテルが貼られた彼はいじめられるしかない。容赦ないなあ。今後どうなるのか、早く続きが読みたい。

宇宙大帝銀河ギンガサンダーの冒険
・これは水上悟志に初めて触れる人におすすめな短篇集。作者の作風すべてが詰まっているといっても過言ではない。熱く、悲しい。

ラストゲーム
・鈍感女×ツンデレ男子モノ。あー非常に可愛い。この十年かけて好きなことに気づくとか、柳くんはとっても可愛い不憫な男の子です。九条さんが話が進んでいくにしたがって成長していくのもいいですね。でも、ここまで来るのに十年かかってるからまだ長そう。九条さんも可愛いけど、柳くんが萌えキャラすぎて辛い。

これは恋のはなし
・小学生との恋愛とか……と思っていたら家族の話になっていて、これは面白い! と思っていたらヒロインガ中学生になって表題の通りに恋愛話に戻ってきた。この年齢差では手を出せない。この後どうなるのか、先が気になる。

竹刀短し恋せよ乙女
・タイトルと表紙からは予想外なことに、すごく真っ直ぐな剣術バトル物。ホーリーランドのように解説が入ってくるので、ぜひ読んで欲しい。

九月病
・ 兄と妹でありながら、男と女の関係になってしまった二人の屈折した病み具合とか、もうほんと素晴らしい。自分では兄を幸せにすることが出来ないと理解しつつも、離れることが出来ない妹さんが僕は大好きだ。

校舎のうらには天使が埋められている。
・第一巻で爽やかな素晴らしい笑顔とその後の落差はぜひ味わって欲しい。小学生超怖い。

ホークウッド
・中世傭兵モノ。甲冑をぶった斬るようなキャラが出てくることもない。打算でうごく傭兵ものとして、中世のいろんな面を見ることができて楽しい。

STEEL BALL RUN
・読もう読もうと思ってついに読み終わったジョジョ第7部。強すぎる相手との知能戦闘は相変わらず楽しい。まさかの、まさかの○○復活からのラストバトルはファン必読。

Landreaall
・すごく真っ当に面白くて上手く言葉が出てこないな。まずは1部の4巻まで読んでみよう。

7時間目の音符
・いちゃらぶ。とにかくいちゃいちゃらぶらぶしている。表紙の子のカプもいいけど、サブカプもいい感じにいちゃいちゃしていて、終始にやにやしっぱなし。可愛い。

亜人
・Q.不死身の存在を見つけたら、まず何するか?
 A.本当に死なないか試す。
 この容赦の無さとか非常にいい感じです。

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2013年(に読んだ)ベストライトノベル

 2013年に読んだライトノベルで面白かったものをまとめてみた。

異能バトル
アークⅨ
・アークⅨは流石ヤスケンといった容赦のない展開で熱くなりました。戦闘描写が得意なだけあって、戦闘シーンがひたすらに多く、満足行く作品。ラグナロクを読んでいるとニヤリとできる程度で非常に今後が楽しみ。

魔女の絶対道徳
・道徳という一風変わったテーマを元にした異能バトル。主人公の倫理観が非常に現代人らしくて良い。人型をした物を殺すのは躊躇するし、自分の命が掛かり、死ねば妹も命のやりとりに参加しなくてはいけない。バトルが熱いってタイプじゃないけど、非常に好みにあういい作品だった。

殺戮のマトリクスエッジ
・サイバーパンクな世界で人知れず異形と戦い続ける少年の物語。知らなくても全然問題ないけど、著者の他作品を知っているとニヤニヤできるところも良い。まだ物語は序盤なので続きが読みたい。

塔京ソウルウィザード
・こちらもサイバーパンク異能バトル。メガテンみたいな世界設定だけど、メガテンのように重苦しくない。どんどんヒロインがケモノ耳になっていくので、その筋の人は楽しめると思います。すっごい続き期待してるんだけど、新刊まだかなあ。

ミス・ファーブルの蟲ノ荒園
・いや、異能バトルではないけど、バトルシーンが熱く非常に面白かったのでここに。ヴィクトリア朝あたりの世界で現実とは違い蟲という大型モンスターが発生する。そんな中で蟲に寄生されてしまい迫害される人間の復讐など、結構重いので良い。主人公が真っ直ぐで格好良い。

されど罪人は竜と踊る
・ついに使徒編決着。到達者という一つの頂点に達しているものの、そこを超えていった到破者との戦いには単独では参加することすらできない。そんな弱い彼らが必死になって考えて、弱者なりの戦い方で突き進んでいく姿が凄絶だった。第2部とか嫌な予感しかしない。

付喪堂骨董店
・それなりに面白いから5巻から一気にベストといえるほど面白くなってきた。とにかく読んでほしい。

世界平和は一家団欒のあとに
・この絶妙なツンデレカップルに悶えるんだけども、各巻で一家全員それぞれでボーイ・ミーツ・ガールやってるので、気にいるカップリングが見つかると思います。シリアスとのバランス配分が素晴らしい。3巻は激熱。

ロボット
巡幸の半女神
・人類が既に敗北してしまった世界で、それでも戦いを諦めない一人の兵士の物語。目的が有り、ブレない主人公が素敵。一巻のラストバトルは熱いので是非読んでほしい。

シュヴァルツェスマーケン
・この一年で刊行されたものだけで、東ドイツの暗部を一気に露出してきた。追い詰められるということは選択肢が消えていくということなんだなあと深く感じた。この作者は一切容赦も慈悲も救いもなく殺していくなあ。割とガチで凹むくらいにはシリアス。

戦争
天鏡のアルデラミン
・戦争と縁のない生活を送っている僕らにリアリティを感じさせてくれる戦争を書くのが非常に上手い。これは是非とも最後まで続けてほしいなあ。

聖剣の姫と神盟騎士団
・小悪党が小悪党なりに必死に知恵を絞って言葉巧みに状況を操り、戦場を駆けまわる姿が良いと思う。

銃姫
・混じりけなしの純粋な善意の産物が悪によって使用されて醜悪な物体になり果ててしまう。これほんとにMF文庫Jなんですか。

薔薇のマリア
・たとえ弱くても、激化していく戦場で精一杯自分のやるべきことをやろうとする姿が熱い。

邪悪
Fランクの暴君
・タイトルに偽りなし。主人公に一切同情も共感することもできない邪悪であった。自身の善性を切り捨てて本物の悪となる一巻に残党を屠り自分に反逆しないように対策をして脅迫したりと主人公のやることじゃない。果たしてこの堕ちたカンナくんは幸せを掴めるのか……自ら進んで手放してるし悲惨な末路しか想像できない。


コメディ
安達としまむら
・ただひたすらに安達が可愛い。恋する乙女が可愛すぎて悶える。とにかく皆読んで安達ファンになりましょう。

独創短編シリーズ野崎まど劇場
・ただひたすらに面白い短篇集。これはラノベとか関係なく読んでほしい。全編笑い通しだった。

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2012年おすすめ小説 10選

読書メーターで2012年オススメランキングというものを作ってみた。ブログでは10作だけ紹介しようと思います。

 1位:氷と炎の歌
 2位:烙印の紋章
 3位:シュヴァルツェスマーケン
 4位:OUT OF CONTROL
 5位:羆嵐
 6位:イルスの竪琴
 7位:ベイビー、グッドモーニング
 8位:サクラダリセット
 9位:飛べない蝶と空の鯱
10位:盤上の敵


氷と炎の歌
 まだ一巻である七王国の玉座しか読んでいません、非常に面白かったです。かつては間違いなく英雄であったロバート・バラシオンの堕落。高潔すぎるがゆえに王都での権謀術数に苦しみ、友を見捨てられないエダード・スターク。濃密な歴史を感じさせるキャラクターと世界にのめり込みそうです。

烙印の紋章
 ついに完結してしまった……ライトノベルで一番好きなシリーズ。剣奴隷として戦っていたオルバが、偽物として一国の王子という仮面を被り、周囲を欺き葛藤しながらも復讐を遂げた第一部。タウランで傭兵として、貴族や血筋というものの意味を知り、決意する第二部。王子という偽物の仮面を再び被り奮起する第三部。地に足がついたキャラクターや物語を非常に楽しませてもらいました。同じ舞台の続編とか出たりしないかなあ。

シュヴァルツェスマーケン
 BETAという地球外生命体との戦争を描くマブラヴオルタのスピンオフ作品の一つ。欧州BETA戦線の最前線でありながらも、内部では政治闘争が起きている東ドイツ。その過去から人を信じることができなくなったテオドールが、唯一信頼できるカティアと会ったことで信じること、守ることを思い出していく……。大切な家族を友人を全て守ろうと思いながらも、非常な現実との狭間で悩み、追い詰められていく4巻がめちゃくちゃ面白い。

OUT OF CONTROL
 珠玉の短篇集。青春、時代、ホラーと様々な短篇が入っている。どれも激烈に面白い。特に人形をモチーフにしたホラー小説は球体関節人形をググりながら読んでみたらものすごく怖くなった。

羆嵐
 熊という生物の現実的な恐ろしさを描いた名作。ホラー小説としてすごく面白いけど、これは現実に起きた事件だというのが凄まじい。暗闇の中、どこから襲ってくるか分からず、遭遇しても倒せるのか分からない。熊怖い。

イルスの竪琴
 謎が晴れていく面白さもあるけど、何より文章で表現される世界が美しいことが良かった。

ベイビー、グッドモーニング
 最強の、無敵の一文というものを読んでしまった。これには勝てない。

サクラダリセット
 透き通って綺麗な優しい物語だった。すべてを記憶し、忘れないという能力者。たったそれだけの能力で戦う主人公。好きな女の子のために、自分の信じる世界のために、みんなを助けるために戦う主人公がかっこいい。暴力を使わない異能バトルの傑作。

飛べない蝶と空の鯱
 ボーイ・ミーツ・ガール。ウィルとジェシカの夢にかける想いが良い。一人では飛べないからこそ、互いを必要とし、助け合う姿がいいなあと思う。男の子が夢に向かって頑張る作品は好きです。

盤上の敵
 重く冷たい物語。2012年に読んだミステリとしては一番だった。彼らはどうか救われて欲しい。不幸少女好きなかいとおいたんにもオススメしたい。

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Author:Galle(がれ)
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