久住四季 『鷲見ヶ原うぐいすの論証』 読了

SHI-NOっちいわく「うぐいすかわいいようぐいす」だそうだ。それだけ。

ぶっちゃけ、ミステリとしては期待しないほうがいい。ヒントが非常に多いので、真面目に考えれば誰でも分かると思う。俺は真面目に考えなくても動機以外は分かった。つーか、俺ごときを驚かせることが出来なくていいのか? 俺、ミステリなんて戯言(初期)とそして誰もいなくなったくらいしか読んでない、超初心者なんだけど。

内容はラノベらしく、特殊能力を持った人が複数出てくる。しかし、一人一人出来ることが明確になっているのでミステリとして問題はない。でも、あんな能力持ってる奴いたら、絶対に聞くことがあるはずなんだけど。うぐいすさん、その可能性は考えているのに聞かないんだね。というかうぐいすさん、あなたの理論たまに穴が空いてるよ。

ボロクソ言ってるような気がするけど、うぐいすの語る薀蓄が楽しく、うぐいすが可愛いのでそれなりに楽しめた。薀蓄が嫌いじゃないなら、表紙のうぐいす目当てで買うのもありだと思う。

あまりにも簡単なのでミステリ読みには薦めない。
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山形石雄 『戦う司書と恋する爆弾』 読了

素晴らしい。これは傑作だ。

事前に調べた情報だと、俺のツボを的確に抑えた作品っぽいので読んでたけど、素晴らしいね。俺のツボを的確には抑えてなかったけど、十分すぎるほど満足した。

ライトノベルのデビュー作とは思えない技量。短いエピソードでしっかりキャラを立てているのは、素直に上手いと思う。ライトノベルってキャラクター小説を書きながらも、そういったところが上手い人が少ない印象が多いので、ちょっと新鮮。

しっかし、この作者すごいもん書いたなぁ~、純愛ものであり、成長でもあり、アクションでもある。並みのラノベ作家なら数巻に分けて書くものを、一巻で全部詰め込めている。物語の構造や伏線の張り方も上手いし、なによりアイディアが素晴らしい。俺程度じゃ悪いところが見つからん。

全体として、あなた本当にラノベ作家ですか? って思った作品。この作家ならいずれ一般文芸に進出するでしょうね。

西尾維新 『偽物語 上』 読了

上巻のみのレビューはあまりやりたくないんだけど、これ、上下巻構成になってないだろ。

長い、無駄に長い。

全体の半分近くを、特に意味もなく今までに出てきたキャラクターたちに焦点を当てて、残りが本筋ってなんだよ。しかも残りの本筋は100、いや、二段組だから80頁で書けそうな内容。焦点を当てるといっても、漫才しかやってないので、グッダグダなのにテンポは良いというよく分からん小説になっている。さすが西尾維新。

まあ、漫才は面白いし、それで十分って人も多いんだろうね。俺はただ笑いを求めるだけなら、生徒会の一存の方がいいな。値段も安いし、場所とらないし。いや、買わないけどな。

笑うために、1,300円払ってもいいって人はどうぞ。
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↓長いので記事にしました。
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