らきるち 『絶深海ソラリス』 読了

 ガガガ文庫の『俺が生きる意味』に続く話題のモンスターパニックライトノベル。でも、ジャンルはホラーじゃなくて異能バトル。熱い異能バトルと して美味しくいただけた。
 
 前半は水使いと呼ばれる能力者を育てる学校に新任の教官として、帰ってくることになった主人公が、手のかかる天才であるツンデレを教育者として 指導しつつ交流を深めていったり、教育の一環として落ちこぼれの幼馴染を教える側にツンデレをさせたりと、とにかくツンデレを教育してイチャイ チャしている。
 後半は海に沈んだ都市の撮影に赴いた主人公達が海底でSOS信号を受信。救助のために怪しげな海底施設に入っていき、死んでいく。
 
 前半は可もなく不可もなくだったんだけど、後半になってからは一気に面白くなってきた。戦闘の描写が思いっきり異能バトルのそれで、主人公達も 能力があってそこそこ強いので全然怖くないんだけど、仲間が次々に死んでいくし、次にどんな風に死んでいくのか予想がつかない。へこたれそうに なっても立ち上がり諦めずに脱出を目指していって熱い作品だった。まあ、胸くそ悪いと感じる人もいるようだけど、りょーじょく展開がないのでそん なにひどくないよ。
 
 バトル物はやっぱり人が死ななくちゃ!って人にはおすすめ。
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月間! オススメの本2014年8月号!!

青春ブタ野朗はプチデビル後輩の夢を見ない
 年下の可愛い女の子と偽装カップルを演じることになり、その過程で主人公はヒロインに友情をヒロインは主人公に恋愛を抱く。そのすれ違いの苦さ が年をとった自分には眩しい。ちゃんと本命がいて自分の気持ちにまっすぐな主人公というのは良いですね。今回出番が少なかった本命さんも、取られ ないように適度なご褒美をあげにきたり、邪魔をしないように配慮していたりとすごく良い子でよい。

灰と幻想のグリムガル
 命をかける戦いをしている以上、誰かを失うのは一度だけとは限らない。大切なモノを失った彼らはまた少し成長をする。これ以上、失わないために 苦しみの中でもがきながら、前へ進み続ける彼らは尊い。今年に入ってから二桁

ニンジャスレイヤー1 ネオサイタマ炎上
 テンポの良さが素晴らしい。マルノウチスゴイタカイビルに代表される独特な日本語表現もすべて文章のリズムを考えて作られたんだろうなあ。 140字という制約を感じさせないスゴイ文章だ。読んでるだけで言語野が汚染されていく。著者が本当に外国人であるなら是非とも日本語に訳される 前の文章も読んでみたいと思える文章だった。
 お話としては工場での事故によって腕を失い、補償で義手を手に入れたものの、戦闘用でしかも欠陥があり力の調整がうまく行かず事故を起こして職 を失い借金を背負う羽目になったシザキが金目当てに企業襲撃に参加し、新しい拳法「テクノ・カラテ」の使い手としてクローンヤクザ達を次々と討ち 果たしていく『レイジ・アゲンスト・トーフ』が良かった。

オオカミ族の少年
 舞台となるのは今から六千年前の北ヨーロッパ。血族であるオオカミ族から離れて父と二人で暮らしていた少年トラクは巨大な熊に襲われて父親を 失ってしまう。その後トラクは鉄砲水で家族を失った狼の子であるウルフと出会って家族となり、自分がオオカミと話せることを知ったり、カワウソ族 に捕まったりとしつつ、最終的に悪霊に憑かれた熊を倒すための旅に出ます。
 農耕文化もない世界で、狩猟民族の風習や掟、当時の呪い(まじない)というものを見事な筆致で書かれている。すべての物事に当たり前のように神 を感じとっていた時代、ミシェル・ペイヴァーの書く世界は肉を持って生きている。地図どころか獣道を除けば道なんてない時代の冒険はあらゆる危険 に満ちており、何が起こるのかわからず読者を興奮させてくれる。

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ミステリってなんだろう。

 ミステリー小説が何なのかわからない。

 主に私のミステリ遍歴がおかしいというか、どうもミステリファンから見て一般的なミステリを読んできてないらしいからか、ミステリというものがよくわからない。読者を騙すために作者がトリックを使う。事件(主に殺人)が起きて探偵が謎を解くという王道なミステリは分かりやすく納得できる。特に読者への挑戦がある本格ミステリではわかりやすい。読者が推理するために必要な情報がすべて揃っているからだ。
 しかし、世の中には変なミステリも多くある。殺人事件の謎に対する解答が「被害者達は何百年もある宗教団体の一員で誰も見ていないタイミングで全員が自殺した」とか、「トンネル効果で透過して兜の中に入り込んだ」とかちょっと常人には理解し難い答えもある。この国の警察はそんな妄想としか思えない推理に納得して犯人を逮捕するのか? と凄まじい違和感がある。他にも死体が目の前にあるのに視点人物の目には見えていなかったとか、この土地には独自の病気があり幻覚を見ることになってしまうとか被害者がループしていて未来の情報を知っているとか、切り裂かれたような傷が出来たのは次元の狭間がウンタラカンタラとか、超展開なオチのお話は結構あるようだ。
 正直、同じミステリという土俵で語っていいのかなあと思うんだけど、「ミステリじゃなくね?」と一言つぶやけばどこからともなく「まずはミステリの定義を話すところから始めようか」とミステリおじさん達がやってきたり、集団でめっちゃdisられたり、○○を読んでから語れと山のような古典ミステリを持ってきたりする。ミステリ読みは恐ろしい。
 そもそも何が語りたくてこんな日記を書き始めたのかだいぶ分からなくなってきたが、変なミステリばかり読んできたからか何がまっとうなミステリなのか、ミステリとして素晴らしいというのはどういうことなのか、ミステリとそれ以外の境目などがまったく分からない。ジャンルなんて気にしなければいいという意見もありそうだけど、ミステリって魅力的な謎とその解法を楽しむものだと思うので、やはりジャンル特有の面白さを味わいたい。
 
 まあ、つまるところミステリってどんなものから入っていけばいいんですかね。感想ブログとかはネタバレが怖くて読めないし、島荘全巻とかそんな大雑把に言われると初島荘が評価の高い異邦の騎士みたいなことになりそうだし、あと全巻読めだとほんと何から読めばいいか迷って読めない。どんな風に読んでいけばいいのか、悩んでる。このミス上位でも読んでいけばいいのかなあ。

8月に読んだ本

 再読がとてもとても多かったので9月こそは積読を減らそう。

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