沙藤一樹 『D-ブリッジ・テープ』 読了

切なくて悲しくてグロテスクな物語。だけど不思議なことに怖くない。第4回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作なのに怖くない。

内容は大人たちが会議室でカセットテープを聞いているだけ。そのテープの中に入っている少年の告白が切なくて悲しくてグロテスクで、しかもリアル。とても生々しい。

生き延びるために頑張る少年の姿は胸を打つものがあり、その行動は現代日本に生きる僕らにとってははっきり言って気持ち悪い。時折入る大人たちの会話はとても気持ち悪い。しかし、それがかえって物語の悲しさや切なさを引き立たせてくれるように感じる。実によく出来た小説だなぁ。

ホラーというより文学小説。短いので、読んでみることをオススメします。
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