宇野朴人 『神と奴隷の誕生構文』 読了

翼をもつ民からの侵略を受ける有角種。君主セレィのもと、奮戦するも既に戦局は深刻化の様相を呈し、有角種は滅亡寸前の状況であった。しかし一人の若者が戦場に舞い降りる。自らのことを『若き神』と称する彼が、ここにやってきた目的はただ一つ。別世界より来る『歴史を改変する者』を打ち滅ぼすためであった。世界を自らの理によって律しようとする強大な勢力に、たった一人で立ち向かおうとする『若き神』。その双眸には秘めたる決意が映っていた。神と奴隷の誕生秘話に迫る、期待のハイ・ファンタジーがついに開幕。



 まさか、俺の大好きな戦記と異能バトルが融合したラノベが出てくれるとは……!

 戦記物としても異能バトル物としても面白い本作。作中で用いられる奇策は、若干ご都合主義ではあるものの無理のないもので良かった。種族の特性を利用した策は初めて読んだということもあって、すごく興奮した。これからもやってくれるといいなぁ。

 大陸統一を妨害するための別世界からの刺客との戦いが異能バトルとしてまた面白い。神としての高い身体能力と功夫の技で戦うクルァシン。条件付きではあるが発展界の科学技術を使え、戦術を駆使して戦う神狩り部隊。クルァシンよりも遥かに長く生きてきた強大な神。いやぁ、燃えるね。こういう作者が中二病な作品を僕は待っていた。

 全体としてちょっと詰め込みすぎだったり、コリォの存在意義が薄いどころかなかったのが気になるけど、それを補ってあまりあるほど楽しめた。明らかにシリーズ物として書かれているので、次も期待。
スポンサーサイト

テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Galle(がれ)

Author:Galle(がれ)
↓長いので記事にしました。
当サイトの基本情報
本好きへの100の質問
リンク集

本棚
カテゴリー
検索
批評サイト
お薦めサイト
物書きな方々
ラノベ感想
応援しています!
カウンター
応援バナー