山形石雄 『戦う司書シリーズ』 全巻読了

 この物語はずっと灰色のイメージがあった。各巻のメインとなる人物は絶望的な状況に追い込まれています。世界は優しくなく、彼ら彼女らはどうしようもないほどに追い込まれてる。それでも、真っ黒な状況の中でもこの物語は驚くほど優しいことを謳う。どうしようもなく苦しいのに、涙が出るほど優しい物語だった。

 この物語は人がその死後に『本』となる世界で、そこに住む人々は『本』を通してその人が何をやったのか、何を思ったのか知ることができる。この『本』は物語を象徴なんだろうな。人は死んでも、誰かに影響をあたえている。それは『本』があるからではない。その人が生きていたからだ。その人がしたちょっとした優しさ、それだけでも人には影響をあたえることが出来る。思いは繋がっていく、誰とも繋がっていない人なんていない。そんな優しい物語だった。

 書きたいところは多いけど、ここまでにしておく。全十冊、是非読んで欲しい。
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