土橋 真二郎 『生贄のジレンマ 上・中・下』 読了

 9000を踏ん……でないけど、企画が終わってしまいそうなところに数を教えてくれたシノくんからのリクエストです。アクセス数を見て今更かよと思う方も多いでしょうが、上巻が本の山に消えていたので仕方なかったんです。

 さて、土橋真二郎さんの本はこれが初めてですが、なんとまあ随分と倫理的な話を書いたなあと思いました。死への恐怖などの描写はすごいと思いましたが、その恐怖描写も視点となる登場人物が少ない上に変化が少ないので、話が進んでいくと新鮮味がなくなりました。しかも、その人物たちがあまりにも善人過ぎるので、負のカタルシスが少ないと思いました。

 ちょっとマイナス入っているので、良いところも。運営側の淡々としたルール説明。明確ではあるもののあまりにも突拍子も無いルール。一切の質疑応答も許されない。また、最初から全てのルールが説明されるわけでもなく、後から分かるルールもあったりして、ルールに翻弄される生徒たちの姿は見ていて非常に楽しかったです。

 うーん、全体としてもっと暗くて悲惨なことになって欲しかったなと思います。悪くはないんだけど、期待とは違ったかな。
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