ゲイル・キャリガー 『アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う』 読了

 人狼、吸血鬼、ゴーストといったモンスターたちが異界族という種族として社会的に認知された19世紀英国を舞台に、異界族の能力を消すことが出来る<魂なき者>のアレクシア・タラボッティ嬢は謎の吸血鬼をめぐる事件に巻き込まれていく……。

 登場人物がいいなあ。イタリア人の父親を褐色の肌と大きな鼻をもち、またその気性などの理由から婚期を逃してしまった良家の令嬢アレクシア、粗野ではあるが紳士な人狼団のアルファ(ボス)コナル・マコン卿、服装は奇抜だが優秀な情報屋の吸血鬼アケルダマ卿……ユーモア溢れる彼らが織り成す物語が本の魅力かな。

 特に、アレクシアとマコン卿の二人のコンビがすごく良い。アレクシア嬢は事件に巻き込まれてしまい、その事件を調査しているマコン卿と頻繁に顔を合わすことになるわけですが、その行程で生まれる二人の恋がとても面白い。恋愛というと甘かったり甘酸っぱかったり切ないものを思い浮かべるけど、この二人の恋愛はユーモアに溢れていて面白いものだった。

 冒険活劇としては少々物足りない感じがするけど、全体としては楽しかったので、続きが早く読みたいところ。
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