赫炎のインガノックFVR レビュー

 10年前。《復活》と呼ばれる原因不明の災厄により、全てが捻じ曲げられ、異形と化した都市『インガノック』。かつてこの世の理想郷たる完全環境都市(アーコロジー)を目指したそこは、今では外界と隔絶され、都市存続を唯一至上の目的とする非情な法律と、現出したお伽噺の住人、神話の怪物達が跋扈し、奇病業病が蔓延する地獄の様相を呈していた。




 この物語はすごく好みでライアーソフトの製品中で最も好きだったりする。10年前の《復活》により一部の上層を除いて人間は変異した。幻想生物が出現し、人々へ襲いかかるようになった。41体のクリッターと呼ばれるモンスターによる災厄。絶えず人が死に続ける異形都市インガノック。幸福を10年前に置き去りにした都市インガノック。

 都市下層で巡回医師を生業とする《数式医(クラッキング・ドク)》の「ギー」。見た目こそ細身の人間のままだが、彼は10年前の《復活》によって大脳の変異を起こし、年をとることもなくなった。現象数式 現象数式。魔法のような力。その力を全て医療用に注いでいる。下層でも特別な変わり者。稼ごうと思えば簡単に稼げるのに、お金をほとんど受け取らず、ひたすらに人を助け続ける巡回医師。今日助けた命が、明日には失われるかもしれない。それでも、彼は手を伸ばすことをやめない。 純然たる善意といったものが失われた都市の様子など、好みなところは多いけど、何よりも諦めないギー先生の姿が胸を打つ。

 いろいろ書きたいけど、あんまり言葉がまとまらない。フルボイス版が出ているので、是非プレイしてほしい傑作。
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テーマ : 美少女ゲーム
ジャンル : ゲーム

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↓長いので記事にしました。
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