灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹 読了

 おお、これは面白い。新天地にて言葉が通じない原住民と試行錯誤していくのって最高じゃん。正直なところ、グリムガルは異世界召還ファンタジーで職業:冒険者(正確には義勇兵)をやる普通のJRPG的世界観だったし、今までゴブリンとかオークを情け容赦なく殺していたのに、いきなり未知の知的生命体とのコンタクトをやられてびっくりした。

 でも、新天地はグリムガルとはまた別の異世界でここには誰が敵で味方なのか既知の情報が多いグリムガルではない。純粋に異世界に行って誰も頼れる存在がなく何が食えるのかどこが安心なのかまったく分からないまま、パーティーだけで生きていくのは無理があるよな。ハルヒロ達は弱さを自覚してるから常に頼れる存在を欲しがっている。だから、まず最低限の頼れるもの(衣食住)を見つけるために、人間の姿形をしていない相手でもコンタクトを取ろうとする。失敗したら死ぬけど成功しなきゃ死ぬしかないので、仕方ねえよなあ。

 新しい土地で衣食住を確保してからはいつも通り、義勇兵生活。まずこの世界での硬貨を見つけようと沼を漁ったり、危険生物がいるとわかったら場所を変えたりと概ね狩場を探したりといつも通り。まさかこの巻だけでグリムガルへの帰還する道まで発見できるとは思わなかったけど、だいたいそんな感じです。

 いやあ、しかし今回はハルヒロ大変でしたね。途中まで頼れるものが何もないから、リーダーとしての重圧がすごいこと。決めなきゃいけないことだらけで、情報はほとんどない。盗賊なので探索における偵察という情報収集は全部ハルヒロが請け負っている。偵察で一人になるってことは下手すると死ぬし、最悪パーティーの生存率に関わる。
 改めてハルヒロの置かれた状況を見てみるとハルヒロの器に対して重圧が大きすぎるので、ハルヒロに自分よりも仲間を大切にしすぎることはよくないと率直に言って、皆だってハルヒロが大切なんだと伝えたシホルはグッジョブだった。クザクは腹割って話したけど、積極性が足りなかったな。
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