葵せきな 『ゲーマーズ! 雨野景太と青春コンティニュー 』 読了

 葵せきなの作風は俺好みからは程遠い人物だと思っていましたが、意外と楽しかったですね。ラブコメが始まるまでは大変つらかったですが、上原くん(男)がデレてからは楽しくなりました。
 ぬるゲーマーである主人公の下に超美少女(天道なんとか)がゲーム部という部活勧誘に来てくれた際には「ああ、オタク版シンデレラストーリー・・・・・・」とすごい冷めた目で読んでいましたが、ガチゲーマーの群れに入ったぬるゲーマーの主人公は見学してもあっさり断り、ぬるゲーマーとして生きていく。正直、ぬるゲーマーの端くれとしては共感できなくないよね。ガチ勢の中でぬるゲーマーって居心地悪いんですよ。モンハンガチ勢と一緒にモンハンプレイすると、戦闘に参加させて貰えないんだぜ? 装備弱くて一発で死ぬから素材集めだけしてろと言われて泣いた記憶は忘れない(MHP2の時代の話) 。

 さて、上原くんがデレてからはラブコメの始まりにして、混迷の始まり。上原くんは上位カーストに属するリア充なので、すぐさま天道さんが主人公に惚れていることに気付いてしまう。誰にも頼まれてないが、その恋路を密かに応援しようとする。
 しかし、主人公のぼっち力の高さとスルースキルの高さにより、このままでは全然発展する気配がない。そこで女子と会話するスキルを上げるべく主人公にA組のゲーマー女子と会話するように指示を出したところで、どんどん混沌とした状況になっていきます。

 ここまで書いて分かると思いますが、この一巻では最大の重要人物が上原くんです。主人公やヒロインは周囲を混沌に陥れていくんですが、彼だけは何とかしようとあがきます。ただ、本人がその方が楽しそうだからという理由と上位カーストに所属していながら初心であったために、彼の予想を超える事態が続出。ついには自分の恋人も混沌としたラブコメ時空に巻き込まれる羽目に。まあ、概ね主人公のせいなんですが。

 まあ、この物語の魅力は混沌とした状況。げらげら笑い飛ばしましょう。あと上原くんがときメモ感覚で主人公のヒロイン選択とかしてるところですね。後者は悩むのがよくわかる。セーブ&ロードができないからヒロイン選択一回しかできないしなー。現実は非情だぜ。
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