空上タツタ 『路地裏バトルプリンセス』 読了

 異能とかもなく、路地裏で戦う。遭遇戦と事前に取り決めた相手と戦うランキング戦ありというエアマスターの深道ランキングとか参考にしてそうですねという感じ。エアマスターが分からない人は読もう。

 路地裏で戦う血闘者は姿を隠すため仮装して戦うという特性からか、女装コスプレ趣味の主人公は過去にまったくしたくない遭遇戦をひたすら挑まれてそのことごとくを返り討ちにしたという伝説を持つ被害者にして王者であった。

 自身の趣味のコスプレのため、廃墟で撮影のために活動(主に他のヒロインといちゃいちゃ)していたら勘違いしたヒロインに挑まれて反射的に倒してしまい、その後に師匠になってほしいと頼まれるという割と最近の師匠モノの王道な感じで始まります。

 本書でちょっと感心したのがこの路地裏での戦い。社会的には当然NGなんですけど、主人公の価値観でもNGなんですよね。過去も物語開始当初も主人公は基本的に合意なく襲ってくる血闘者を返り討ちにしている。そもそも主人公は武術を護身術として学んでいたので、他人に暴力をふるうのはアウトという価値観の持ち主。たまたまランキング戦を目撃して、その場の熱に浮かされたことで価値観が変わっても、社会的には受け入れられず、暴力はいけないし、戦うなら正しい場所で戦うべきという正しい価値観との摩擦が起きる。
 もちろん、バトル物なので、バトルが熱くて面白いんだけど、修行しているシーンのほうが長いので、次巻ではもっとバトルが増えることを期待しています。
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